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繁盛店はアレがついていない

繁盛店には、テレビがない。
テレビが設置してあっても、ついていない。


テレビがつくとお客様が見入って客席の回転率が下がる。食事が終わっても席を立たない状況が生まれやすい。客層の幅広い店舗では、全ての客層が楽しめる番組を選ぶのが難しく、かえって不満を生む原因にもなる。

従業員にとっては、テレビに気を取られて、お客様の呼び出しに気づかなかったり、接客に集中できない可能性もある。当然、サービスの質低下につながる。

さらに、テレビがない店舗では、客同士や従業員とのコミュニケーションが活発になる。会話を楽しみながら食事をしたり、料理や店の雰囲気に集中できる。

繁盛店では、テレビの代わりに待ち時間を楽しんでもらう工夫をしている。例えば、小鉢を出したり、お茶やお水をこまめに提供したりして、満足度を高める。また、店内の装飾や音楽にこだわり、居心地の良い空間づくりに力を入れている店舗も多い。

もちろん、例外はある。
スポーツバーのようにテレビ観戦、近隣の常連さんをメインにした町中華など。しかし、多くの繁盛店では、テレビに頼らない独自の魅力づくりに注力している。

お客様に美味しい料理と心地よい空間、そして連動した質の高いサービスを提供するのが繁盛店の秘訣かもしれない。

なにとぞ。

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