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深遠なる「いだたきます」

いただきますの重みについて。

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毎日、毎日、家族の料理を作り続ける人を尊敬してやまない。

それは妻、夫、おばあちゃんおじいちゃんなど家族の在り方は様々だと思うが、一貫して「家族が食べる料理を提供し続ける」ことの大変さ、素晴らしさ、尊さを感じる。

妻にもときどき伝えるがまだまだ感謝の気持ちが足りていないと思う。

この世のすべての家族が食べる料理を提供し続ける方、本当にありがとうございます。

必ずしも手作りである必要はなく、外食、中食でもなんでもいい。
日々家族に何を食べてもらうか思案し続けることだけで大変なはず。

この「続ける」が特に大変だと思う。

元々ひとり暮らしの期間が長く自炊もそれなりにできる方だと思っていたが、子どもができてから自分の未熟さを痛感した。

自分が体験した家庭料理レベルを分類すると以下のようになる。

- レベル1:自分が食べたいものを作れる
- レベル2:大人に料理を作り「おいしい」と言ってもらえる
- レベル3:子ども(普通食が食べられる小児)に料理を作り「おいしい」と言ってもらえる(かつレベル2も並列に実行)
- レベル4:子ども(離乳食が食べられる幼児)に料理を作り「まんま!」と言ってもらえる(かつレベル2,3も並列に実行)

各レベルの中にも奥行きがあり、終わりなき道なのだが、
僕の場合だんだんとレベル2→3とこなせるようになったが、
4はまだ妻の助けをもらわないと不安なときがある。

「できる」と「続ける」には本当に大きな差があって、
日々の食事の8割くらい妻が毎日準備してくれることに深い感謝だ。

子どもが(も)食べやすくて簡単につくれる料理はどういうものがあるだろうかと、考えていて妻に教えてもらったのが山本ゆりさんである。
自称料理コラムニストとのこと。

冷蔵庫にある普通の食材で、なるべく調理に手間をかけず、美味しい料理レシピをひたすら公開してくれている。

ご本人も育児の真っ只中で日々新たなレシピを考案しており、実現性が群を抜いて高い。

ブログの文章も読みやすく、分かりやすく、そして笑える。

そんな山本ゆりさんが情熱大陸に出演するということで、しっかり録画して観た。まだ見逃し配信が無料で観れます。PCからならそのまま再生できます。

家族への愛情、読者への愛情、そしてレシピへの愛情で溢れている。

自分が心底好きなことでまわりを幸せにする。笑顔で闘い続ける。という印象だった。

山本ゆりさんのレシピは多くの家庭の食卓を救っている。

「いただきます」のなかには、

命に対する感謝、生産者に対する感謝、料理をつくってくれた方への感謝、そして食材と食卓をつなぐレシピを作ってくれた方への感謝...と多重の感謝が積み上がっている。

もっともっと無意識にお世話になっている方がいるのだろう。

「いただきます」という言葉の奥行きはまだまだ深くなっていく。

なにとぞ。

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