大人と子供の対等な関係
そろそろ、相手のものさしと自分のものさしはスケールが違うことを身に沁みたい。
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子どもが、僕から見て「ちょっとしたこと」で泣いたり怒ったりしているとき、ついつい「大丈夫だよーそんなことで泣かない(怒らない)」と言ってしまうときがある。
以下そのポエムツイートである。
あるいは、危ないことをしているときに「そういうことしてると転んで怪我するよー」と注意した後に子どもが転んで泣いてしまうと「ほらーさっき言ったでしょー」と言ってしまう。
こうした言い方は「親に言われたとおりにしなかったからうまくいかなかった」という感覚を育て自分で判断する力が育たなくなってしまいそうでやめたい。
スーパーなどに買い物にいくと知らない方が、子どもの頭をなでたり、手を握ってきたりすることがある。昨今の状況で衛生面も気になるのだが、そもそも「全くの赤の他人同士で急に触ったりするのってどうなの」とか思ってしまう。
ただ、昔は核家族化が今ほど進んでいなくて親戚や近所のコミュニティのなかで子育てをしていたから、そうした背景もあって子どもをより身近に感じてくれているのだと思うので文化の違いというか、育児のスタイルの違いなのだと思う。
だが、やはり子どもをひとりの人間として扱うべきで、大人に対してしないことは子どもにもすべきではないと思っている。さらに、大人(というか僕)のものさしで、子どもの喜怒哀楽を測ってしまうことをやめたいし、歳が上なだけで経験が多いことを偉そうに「だから言ったでしょー」と言わないようにしたい。危ないかどうかを本人が判断できるようになってほしい。
対等、五分と五分の付き合いがしたい。
そんなことを考えていると理想的な親の例は「ムーミンママ」になる。
子どもが家を壊しても、怪しい客がきても、子どもが怪物の姿になってしまっても、だいたい「あらあら」で終わりである。
胆力、器量、慈愛のムーミンママ。
直面する毎シーン、ムーミンママならどんな対処をするのだろう。
なにとぞ。