日本サッカーのパイオニア~味の素スタジアム③~
こんにちは!
旅とサッカー観戦が好きなライターのTakeshiです。
サッカースタジアムの魅力を届ける企画第3弾!
今回訪れたのは、東京都調布市にある東京スタジアム。
別名を味の素スタジアムともいう。(以下、味スタと略す)
このスタジアムは変わったシステムをしており、FC東京と東京ヴェルディの2クラブが本拠地としている。2クラブが対戦する東京ダービーはかなり盛り上がり、Jリーグでも人気のカードだ。
その分、試合開催日も多く、東京オリンピックやラグビーワールドカップでも使われた有名なスタジアムだ。そんな味スタの楽しみ方をお伝えする。
スタジアムへのアクセス
まずは味スタへのアクセスを紹介しよう。
東京23区内からは、新宿から京王線に乗って約25分で到着する
最寄り駅の京王線飛田給駅からは徒歩5分とかなりの好立地だ。飛田給駅は調布駅の二駅先で、普段は特急が停まらないが、試合が行われる日は臨時停車するようだ。
改札を出ると、駅自体がFC東京の青赤カラーに装飾がなされている。
駅を北側に進むと徒歩5分で、大きな歩道橋が見えてくる。
歩道橋の色も、FC東京の青赤だ。階段を上まで上がっていくと道が2つに分岐している。左に進むと、バスケットボールやバレーボールの試合で使われる体育館「武蔵野の森総合スポーツプラザ」。
右に進むと、今回の目的地、味スタへの入口だ。
この日はヴェルディのホームゲームなので、スタジアムは緑の装飾がなされていた。さて、スタジアムの内部へ入ってみよう。
味スタの様子
まず、スタジアムの地図はこちら。
私は写真下部のメイン3ゲートから入場した。メインスタンドから見て右側にビジターチームのサポーターが陣取っているので、スタジアムの右側へ進んでいった。
スタジアムの景色
スタンドから見たスタジアムの景色はこんな感じ。
本当は陸上競技用のトラックが置かれているが、サッカーの試合では緑の芝で覆われている。グラウンドの緑が美しいスタジアムだ。
ただ、ピッチまでの距離が遠く、ゴール裏の臨場感はやや欠ける。
プレーの臨場感や価格を考慮すると、バックスタンド1階の前列付近がオススメだろう。できれば前の席を取りたい。
フォトスポット
スタジアム内のヴェルディのフォトスポットがいくつかある。
メインゲートの近くには、ヴェルディのロゴが大きく掲げられ、両チームのサポーターを歓迎していた。
ロゴ中央の鳥は始祖鳥をイメージしている。
Jリーグ創設期には三浦知良やラモス瑠偉などの大物選手を揃え、無類の強さを誇ったヴェルディ。日本サッカー界の『パイオニア』として活動していく意味が込められている。
その隣にはスタメン選手の顔写真が並べられていた。
イケメン揃いなので、女性の皆さんはぜひ推しの選手を見つけてほしい。
因みに僕は左から2人目の宮原選手が好きだ。理由は広島出身だから。
マスコットキャラクター
ヴェルディにマスコットは2体存在する。
1993年のJリーグ発足当初から務め、現在は名誉マスコットのコンドル、ヴェルディくんと2020年からマスコットを務める始祖鳥、リヴェルンだ。
片足立ちして、首を傾ける仕草がかわいらしい。
場外には、リヴェルンのバルーンも出ていた。
かわいいので、見つけたら写真を撮ってみよう!
味スタのオススメグルメ
試合を観にきたなら、スタジアムグルメ(スタグル)も見逃せない。ヴェルディの試合開催日はスタジアム北西の「あじペン広場」にキッチンカーが10店舗ほど出店していた。
ここから、私が是が非でも皆さんに食べてほしいグルメを紹介する。
クラフトビール”SESSION PALE ALE”
まずオススメするのはヴェルディの試合でしか飲めないクラフトビール
「TOKYO1969BEER」。三鷹市にあるビール工房「OGA BREWING」と東京ヴェルディがコラボして開発した商品だ。
私が頼んだ商品は”SESSION PALE ALE”。
ヴェルディのチームカラーでもある緑色に惹かれて購入したが、これには国産のケールを使っている。アルコール度数も5%以下に抑え、ビールが苦手な人でも飲みやすい爽やかな味わいだ。
シュラスコ専門店“キボン”
また、もう一つのオススメは食べ応え満載のシュラスコ専門店“キボン”(Que bom)。
シュラスコとはブラジル式のバーベキューのこと。店舗自体は浅草にあり、ブラジル料理が食べ放題のお店だ。
ヴェルディサポーターの間ではかなりの人気を誇り、この日もケータリングカーには長蛇の列ができていた。
私がオーダーしたのはミックス。
このボリュームでこのあと3時間以上に続いた試合を乗り越えられた。
スタミナ満点の一皿をご賞味あれ!
青赤と緑~宿命のライバル~
最初に述べたように味の素スタジアムは
FC東京と東京ヴェルディの2クラブが本拠地としている。
スタジアムが完成したのは2001年。この年、ヴェルディ川崎が東京に移転して「東京ヴェルディ」になったこともあり、2クラブが本拠地とする体制が完成。こけら落としは3月10日の東京ダービーでFC東京が2-1でヴェルディを下した。
以来、東京ダービーはJリーグでもかなり盛り上がる対戦カードとして注目を集めている。ただ、東京を本拠地とするクラブの割に対戦回数が少ない。
というのも、2009年から2023年まで東京ヴェルディがJ2、FC東京は2012年以来からJ1に所属しており、J2とJ1でカテゴリーが違うためにリーグ戦で2クラブが対戦することは2011年以来10年以上なかった。
ただ、昨年11月に東京ヴェルディが16年振りのJ1昇格を決めると、今年は再びJ1の舞台で東京ダービーが開催されるようになった。
FC東京が「オレ 青と赤 一生 青と赤 緑は大嫌い」と歌えば、
東京ヴェルディも「俺たちのパス回せば ガスに負けるはずがない!」と返す。(ガスは東京ガスのことで、FC東京の前身となったチーム)
まさしく、FC東京と東京ヴェルディは宿命のライバル。
私が応援するチームにはこんなライバルチームがないので、ダービーが羨ましい。ライバル同士、意地と意地のぶつかり合いは見物だ。
とんでもない試合の顛末
さて、私が見に行ったのは8月7日(水)19:00キックオフの東京ヴェルディVSサンフレッチェ広島戦だが、前代未聞のトラブル続きだった。
なんと豪雨のため、試合が途中で90分も中断した。
試合終了時刻も22:30で、私は終電に乗り遅れないか不安だった。
試合自体は後半33分にサンフレッチェ広島がセットプレーから1点を先制して勝利したが、結果が霞むほどにトラブルのオンパレードだった。
ただ、豪雨のため避難したスタンド最上席ではサポーターがチャントを歌い続け、団結力が凄まじかった。
またスタンドの最前列から20列目に雨が降り込んで、席はずぶ濡れになった。因みに、Jリーグの規定では新しいスタジアムは客席の全てを屋根で覆わなければならない。ただし、新しくても最前列は横殴りの雨を防げないケースがある。
つまり、前方の席を取った場合は雨合羽とポリ袋を持っていくべきだ。
因みに私は昔、埼玉スタジアムの屋根がないゴール裏でびしょ濡れになってカバンをぬらしたことがある。
梅雨シーズンは雨合羽とポリ袋を忘れずに持って行こう!
おまけ
ここからは、試合当日にスタジアムで撮った写真を紹介する。
こんな感じで、味スタの魅力(と土砂降りのサッカー観戦記録)をまとめてみた。他にも美味しいグルメがあり、キレイなスタジアムは魅力に富んでいるので、ぜひ一度訪ねてほしい。
次回は愛知県豊田市に遠征に行くので、豊田スタジアムの話を書く予定だ。お楽しみに~!