~屋根のない博物館~フィレンツェに行ってみた!
こんにちは!
今日もイタリアで行った場所を紹介する。次に訪れたのは、イタリア中部トスカーナ州・フィレンツェである。
この街は、中世に金融業や織物業などが発達。さらに、天才芸術家レオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロが活躍し、ルネサンスの中心として栄華を極めた。
その頃建てられた歴史的建造物群は現在、「フィレンツェ歴史地区」として、世界遺産に登録されている。500年経っても、そんな名建築が残る様子を「屋根のない博物館」と呼ばれている。
今回はフィレンツェのおすすめスポットをお届けする。
ウフィツィ美術館
まず最初に紹介するのはウフィツィ美術館。
フィレンツェ市内を流れるアルノ川に面した場所に美術館はある。
ウフィツィとはオフィスを表す言葉。美術館になる前はフィレンツェ共和国の政庁だった。1560年に建築家ジョルジョ・ヴァザーリの設計で着工し、1580年に完成した。
現在のように、美術館として、多くの絵画や彫刻を修造するようになったのは1700年代のこと。以来、世界的有名な美術館として地位を高めていった。
2フロア上がると彫刻や肖像画がズラリと並んだ回廊に到着する。肖像画はメディチ家の人々を中心に置かれ、天井には細かな模様が描かれている。
回廊の横に展示室が設けられ、ルネサンスの画家たちの作品が展示されている。有名なものだと、サンドロ・ボッティチェリの2作品がある。
プリマヴェーラ
ヴィーナスの誕生
美術に詳しくない人でも一度は見たことあるだろう。サイゼリヤに飾られていたことでもお馴染みだ。金の額縁に収められた作品は、ところどころ色の劣化もあったが、美しさをとどめていた。
その他、偉人たちの肖像画も所々に展示されていた。
偉人たちの彫像
また、美術館1階プロムナードには、ルネサンスの偉人たちの彫像がズラリと並んでいる。
倫理や世界史の授業などで名前を聞いたことある有名人だらけだ。
ミケランジェロ広場
次にオススメするのは、観光客なら絶対訪れたい絶景スポットだ。
ウフィツィ美術館からアルノ川を渡り、東に進んでみよう。
しばらく歩くと、古い塔が見えてくる。
この塔の後ろにはフィレンツェの街を一望できる丘、通称ミケランジェロ広場がある。ここから坂道を登っていこう。
~歩くこと10分~
丘の上に辿り着いた。名前の通り、丘の頂上には、ミケランジェロの大作「ダビデ像」のレプリカが飾っている。
そして、街の方を向くと、こんなキレイな絶景が広がっている。
なんて美しいフィレンツェの街だ。ほとんど高層ビルがないこの街は、時が止まったかのように、昔の良いものを私たちに伝えてくれる。
写真を撮影する人の姿も絶えなかった。私も撮影してもらった。
ここからの眺めは絶景。晴れていたのでとてもよく見えた。
バスでも行けるが、この景色は歩いて見に行く価値がある。
ヴェッキオ橋
さて、ミケランジェロ広場を降りて、市街地に戻ろう。
アルノ川にかかる橋のうち最も目を引くのはこの橋であろう。
橋の上に家が建っているからだ。
この橋は、14世紀から架かるヴェッキオ橋。第二次世界大戦でナチス・ドイツがフィレンツェ市内の橋を破壊する中で、唯一破壊を免れたものである。
橋上建物の中には高級ジュエリー店が入居している。有名なブランドだと、TAG Heuerなどがあった。
サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂
「フィレンツェと言えば何か?」と聞かれたとき、大半の人が思い浮かべるのがこの大聖堂の巨大ドームだろう。名前の由来は「花の聖母マリア」。
ドームは八角形の形をしていて、高さ114m。木枠を一切使っておらず、レンガ積み建築のドームとしては今でも世界最大の大きさを誇っている。
大聖堂内部には、有名なフレスコ画が多数描かれており、フィレンツェを代表する偉人たちの姿もある。
が、写真を撮り忘れました。ごめんなさい。
土産物店
フィレンツェのお土産は革製品が有名。道端に出ている屋台にもバッグが普通に売られていた。
サッカー好きにはセリエA所属AFCフィオレンティーナのオフィシャルショップをオススメする。市内に3~4店舗くらい存在する。
ところで皆様はご存じだろうか。クラブエンブレムの花のことを。
市の紋章にも使われているこの花はなんだろうか?
クラブエンブレムを知っていたが、由来はフィレンツェで初めて知った。
あと、ジェラートを食した。味はティラミスとチーズケーキ。
あとがき
フィレンツェにはミラノのホテルに荷物を置いた状態で訪れたので、滞在時間は7~8時間だけだった。
それでも、この街の美しい街並みは強く私の心に刻まれた。無機質な現代の建物は少なく、整然と中世ヨーロッパの雰囲気が作られていた。
30歩も歩けば、歴史的な建造物にたどり着く。屋根のない博物館と呼ばれる所以だと感じた。
いつか、またもう少し時間をかけて行ってみたい。
心の底から、そう思えた。