耳の練習から発音を治す
おはようございます。いわたコトバのそうだん室の岩田です。
今日は「耳の練習から発音を治す」です。
「え?耳の練習って発音が良くなるの?あんまり関係ないんじゃ、」と思うかもしれません。
しかしこれが大ありなんです。
いわたコトバのそうだん室でも「発音が悪いんです」ということで来室された子供の多くは「耳の練習」と「発音の練習」の2本をメインの軸として訓練を進めていきます。
耳の練習の大切さ
子供って意外と発音の微妙な違いに気がついていないとか
周りの音とか人の発音には敏感だけど、自分の出した音には鈍感なことがあります。
僕が言った「さかな」と「しゃかな」の違いは分かるけど、自分の出している音が「しゃかな」には気がついていないことがあります。(「さかな」と「しゃかな」の違いが分からない子もいます)
発音を治していくにあたって、自分の出している音を聞いて「これは誤ってる音だ」「今のは良かったな」と判断できる耳があるというのはとても大切なことなんです。
自分の出している音に注意を向けられるようになって、正確な音と歪んでいる音を聞き分けられるとそれだけで発音が良くなってくることもあります。発音をよくしていきたい時に、舌の動かし方の練習ばかりに気をとられてしまいますが、実は「耳の練習」も同じくらい大切なんです。
耳の練習のきほん
耳の練習のやり方はたくさんありますが、
基本的なことは
①子供のレベルにあったものを
②ゲーム感覚で楽しく
です。
耳の練習は繰り返しやっていく練習になるので、子供の興味がなくてやらされている状態では効果はあまりありません。
子供が「楽しい!またやりたい!」と思えるものを探していく必要があります。
どんなことをすればいいの?
①「動物鳴き声はどれゲーム」
動物の絵カードをたくさん並べて大人が出した「わんわん」「コンコン」などの鳴き声の動物を探していきます。
慣れてきたら子供にも鳴き声を出してもらいます。
②「覚えてねゲーム」
子供の苦手な音が「さ」だとしたら、大人が「さ、み」と言った音を真似してもらいます。それを「さ、み、ら」「さ、み、く、あ」とだんだん伸ばしていきどこまで覚えられるか。というゲームです
③「線結びゲーム」
子供の覚えている範囲の数字を紙に書いて「か」が聞こえた時にだけ数字を結んでいくよ」と言います。
そして大人が「あ、か、み、や、か、す、」と言っていき「か」の時だけ線を結んで言ってもらいます。
コツは3つに1回くらいターゲット音を入れること
こんな感じでゲームに「音をよく聞く」要素を加えて取り組むといいと思います。アレンジは無限大なので子供と一緒にいろいろやってみてください!
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