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発音がよくなる耳の訓練

おはようございます。いわたコトバのそうだん室、言語聴覚士の岩田です。
今日は「発音を直すお耳の訓練」です。

発音を治していくというと「舌を動かす練習」や「唇やほっぺを鍛える」なんていう練習がイメージしやすいですよね。

もちろん、発音が悪い場合にはこういう練習もしていきます。
しかし意外と見落としがちなのが「お耳の訓練」

発音の練習ができるようになるのが、大体4歳くらいからになるわけですが(椅子に座っていられるようになるため)
特に子供の年齢が低い場合は、お耳の訓練だけで発音が良くなることもあります。

これは小さい頃の発音の間違いは、誤り方が固定していなくて、自分で聞いて調整していきやすいからなんです。
自分で出した音が誤った音なのか正しい音なのか、自分で分かるということはとても大事なことなんですね♪

そのためいわたコトバのそうだん室でも、発音の練習とお耳の練習の2本柱で訓練をしていくことが多いです。

ではでは、ここころ家でもできる「お耳の訓練方法」をいくつか紹介していきます

①どんな音クイズ(オノマトペカルタ)

消防車、セミ、お化け、ゾウ、飛行機など音の出るものの絵カードを用意します。

オノマトペカード

大人と子供が交互に絵から出る音を出して、言われた相手はそのカードを取っていきます(セミ→ミーンミン お化け→ドロドロドロ)。
このクイズでは、子供が正確に発音できるかというよりも聞いた音を正確に選べるかが大事なので、子供の発音が少し歪んでいても気にしないで進めていきます。

②何ができるかな?(線結び)

これは簡単にいうと線結びです。
画用紙とペンを用意します。画用紙にはあらかじめ点で絵を描いておきます。

準備ができたら子供に「これから先生が色々な音を言いますから「〜の音」が聞こえたら線を一つ結んでください。」と言います。
そしたら大人が「か、さ、ら、お、み」と色んな音を出していき、子供は指定された音が聞こえたら線を結んでいきます。

③ご飯をあげよう

動物のぬいぐるみとひらがな一文字が書かれたチップを用意します。

準備ができたら子供に「この子(ぬいぐるみ)のお腹が空いちゃったんだって。先生が言ったご飯(文字チップ)をあげてくれない?」
そしたら大人が「し ちょうだい」「あ のご飯ちょうだい」と言って子供に文字チップを選んでもらいます。

まとめ

いかがだったでしょうか?お耳の練習はアイデア次第でたくさんの遊び方ができるようになります。ぜひ自分のお子さんが興味がありそうなゲームやキャラクターで試してみてください!

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