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自閉症スペクトラムの診断基準と言葉の特徴

こんにちは。いわたコトバのそうだん室の岩田です。
先週YouTubeチャンネルを開設したのでこんな人が書いてるんだと見てみてください笑
(これからいろいろ投稿していきます)


今日は「自閉症スペクトラムの診断基準と言葉の特徴」です。

まず軽く自閉症の診断基準からみてから言葉の特徴についてお話ししていきます。

自閉症の診断基準

自閉症の診断基準は大きく分けて2つ。

それは、、
①「複数の状況で社会的コミュニケーションおよび対人的相互判断における持続的な欠陥があり、現時点または病歴によって明らかになる。」

②「行動、興味、または活動の限定された反復的な様式で、現時点または病歴によって明らかになる」
うーん。分かりにくい!!分かりにくすぎるよ診断基準。

簡単な表現に変えてみた

診断基準①
「複数の状況で→「いつも
「社会的コミュニケーション、対人的相互判断→「人間関係
「現時点または病歴→「昔からある

「いつも人間関係の苦手さが、昔からある」

診断基準②
「行動、興味または活動」→「動作とか好きなもの
「反復的な様式」→「何度も繰り返す様子」
「現時点または病歴→「昔からある
診断基準②「動作とか好きなものを何度も繰り返す。昔から」

こんな感じでしょうか

診断基準からみる言葉の特徴

では診断基準が分かりやすくなったところで自閉症の言葉の特徴についてもみていきます。

診断基準①
いつも人間関係の苦手さが、昔からある

「暗黙の了解が苦手」
自閉症の子供は人間関係の苦手さとは
例えば
・一方的に話してしまう(相手と順番に話す)
・表情を見ながら話す
・相槌をうつ
・リアクションをする
・話を広げる
などなど。会話の時はこうしておけばいいという暗黙の了解が苦手です。

僕らはこう言ったものを誰に言われたわけでもなく身につけていることが多いです(そっちの方が異常な気もしますが)

「丁寧さの調整が苦手」
自閉症の子供は場面や話し相手に応じて話し方を変えることにも苦手さがあります。
親しい友達には馴れ馴れしく話して、学校の校長先生には丁寧な言い方をするなどの使い分けが難しいです。
そのため自閉症の子供は相手にかかわらず丁寧な言い方をしていることが多いです。

②「動作とか好きなものを何度も繰り返す。昔から」

「エコラリア」
自閉症の子供は聞いた言葉をそのまま繰り返すエコラリアをすることがあります。
「今日のご飯なに?」と聞いた時に「今日のご飯なに?」と返ってきます。
エコラリアには聞いた言葉をすぐに繰り返す即時性エコラリアと、時間が経ってから繰り返す「遅延性エコラリア」がありますが詳しいことは過去の投稿でお話ししているのでそちらをご覧ください。


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