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言葉を学ぶ土台!一緒に注意する(共同注意)って、どうして大事なの?
おはようございます。
いわたコトバのそうだん室の言語聴覚士の岩田よしきです!
今日は言葉を学んでいく上で必要な「共同注意」についてお話ししていきます!
共同注意って?
みんなが何かを一緒に見たり、指さしたりして「あれ何?」って思うこと、ありますよね? これ、実は言葉を学ぶときにすごく大事なんです。
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指差しやアイコンタクトで「これ何?」と聞いてきます
例えば、お母さんが「あっ、かわいいネコだね!」って言いながら、ネコを指さすとします。その時、子どもも一緒にネコを見て、「ネコ!」って言うかもしれません。これが「共同注意」というんです。お母さんと子どもが、同じネコに注意を向けているわけですね。
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子供(これがねこっていうのか)「ネコ!」
この「一緒に注意する」ことで、子どもは新しい言葉をたくさん学びます。お母さんが「ネコ」と言ったら、子どもも「あ、あれがネコなんだ」と覚えるわけです。
研究では、小さい頃にこの「共同注意」をたくさんする子どもは、その後の言葉が多いと言われています。
だから、お友達や家族と一緒にいろんなものを見たり、話したりすることは、言葉を学ぶのにとっても大切なんです。
言葉以外にのプラスの効果も!
そして、自分以外の人と同じものに注意を向ける(共同注意)は言葉だけじゃなくて、友達と上手に遊ぶことや、人の気持ちを考えることにもつながっていくんですよ。
共同注意を増やすには!?
共同注意を促すためには、こんなことをするのが効果的です。
目を見て話す:
お友達や家族と目を見て話すと、一緒に注意することがしやすくなります。リアクションを大きくする:
「わー、すごいね!」って大きな声で言うと、みんなの注意を引きやすくなります。名前を言って教える:
「これ、ペンだよ」と教えると、言葉を覚えやすくなります。
言葉を学ぶのに、一緒に注意することはとっても大事。子供と楽しく話しながら、いろんな言葉を学んでいきましょう!