子供の使える言葉を増やす:
おはようございます。いわたコトバのそうだん室の岩田です。
ようやく梅雨が終わりそうですね。やっと洗濯物が干せます💦
さて今日は「子供の使える言葉を増やす」です。
言葉が伸びてきた子供は「言葉は理解しているんだけど、使えない」っていうことがありますよね。
そんな子どもが使える言葉を増やす方法を紹介していきます!紹介するのは「語想起練習」です。
語想起とは
語想起練習とは、「学んだ言葉を、少し経ってから記憶から取り出して、それについて再び考える」ことです。
例えば「りんご を覚えた子どもにすぐに繰り返し言わせるのではなく、少し経ってからりんごについて考えてもらいます」
この語想起で重要なのが、「少し経ってから」というところ。学んだ直後に、繰り返して思い出すのではなくて、少し忘れてきたところで思い出していきます。
そうすることで記憶が強化されて、「知ってる言葉」から「使える言葉」にレベルアップしていくことができます。
語想起の効果
語想起練習を行うと、記憶が強化されて「知ってる言葉」→「使える言葉」にレベルアップできるだけではなくて、その言葉を新しい状況にも使えるようになったり、柔軟に考えることができるようになります。
語想起練習のやり方
「〜から始まる言葉」
ひらがな1文字を選んで「あ から始まる言葉」「さ から始まる言葉」というように選んだ音から始まる言葉をたくさん出していきます。
(例:あ から始まる言葉→ 赤、あたま、あさ、あめ、あした)
「知っている〜」ゲーム
例えば「知っている動物」「知っている虫」「知っている赤いもの」。というようにテーマを選んでそれに沿って知っている単語をたくさん答えていきます。
(例:知っている赤いもの→ トマト、リンゴ、太陽、火、ケチャップ)
「〜といえば」ゲーム
このゲームは大人と子どもが会話形式で行います。相手の話した内容に全て「〜といえば」で返していかなくてはいけません。
(例:)
大人「今日ね、先生はお昼ご飯チャーハンだったよ」
↓
子供「ご飯といえば、僕はお肉が1番好き!」
↓
大人「お肉といえば、スーパーに行かないと」
というふうに繋げていきます。この時に少し内容が不自然になったり突拍子がないことでも大丈夫です。とにかく続けることが大切です。
まとめ
こういうふうに「覚える」→「思い出す」ということを繰り返していくと生活の中でも使える言葉がどんどん増えてきます!
ゲームの中で言葉を使う感覚を楽しく学んでいけるといいと思います。
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