六義園 | あかちゃんと散歩(東京編)
暑かった夏が過ぎ、空が高い。この日あかちゃんと散歩に向かったのは、六義園。JR・南北線駒込駅から徒歩7分。上品な都会のオアシス的存在だ。
この日は2駅前から歩いたので、赤ちゃんがお腹を空かせてしまっていた。到着するや否や入り口で「授乳したいのですが…」と相談すると、親切に奥の救護室を案内くださった。救護室には子ども向けの絵本やおもちゃが揃っている。今回は授乳なんで実際に使うシチュエーションはないけど、いらっしゃいと言ってもらってる感じがして嬉しかった。
授乳も終わって、赤ちゃんが抱っこ紐の中ですやすやと寝始めた。庭園を歩くときは抱っこ紐が必須だ。ベビーカーで砂利道はきつい。
六義園は、都営の庭園の中でも特に整っている。回遊道を飾るベースが笹になっていて上品だ。小石川後楽園は「旅する庭園」という感じだけど、六義園は「鑑賞する庭園」という感じ。どこを切り取っても絵になる。
私が特に好きなのは、実は王道の大泉水(真ん中の池)ではなく、裏から見上げる茶屋である。六義園のつつじ茶屋は高台にあって、個人的には中で茶を飲むより外から見るのがいい。
すれ違った方が戻ってきて、声をかけてくれた。あかちゃんがかわいいので、つい声をかけてしまった、と。「元気が出たわ!」と、ホクホクの笑顔だった。庭園ならではの交流。今日ここをお散歩して、よかった。