ICC・オペラシティアートギャラリー(新宿)|あかちゃんと散歩(東京編)
短い育休期間中に、再訪したいと思える場所は限られている。あかちゃんと散歩を開始して2ヶ月。美術館・博物館・動物園などあわせて45施設を訪問したわたしたち(わたしと、わたしに付き合わされたあかちゃん)が今回、最初に再訪するのが、オペラシティだ。さすがにあかちゃん連れでオペラは無理っしょ!と思ったあなた。オペラシティはオペラだけじゃないのをご存知だろうか(わたしは子育て始めるまで知らなかった)。
オペラシティは新宿から京王新線で一駅の初台直通。ベビーカーでの乗り入れも楽ちんである。この日のお目当てはICC(NTTインターコミュニケーションセンター)。NTTコミュニケーションが運営するアート施設で、テクノロジーと芸術の融合を体験することができる。五感でアート鑑賞でき、ハマればあかちゃんのテンションが爆発する。訪れた日の展示は「坂本龍一トリビュート展」で、この展示が始まると知ってから再訪を決めていた。
展示は3つに分かれており、超低音の展示には百戦錬磨のムスコくんもギャン泣き。それ以外の展示は、心地よく聞いたり寝たり、ご機嫌だった。わたしも、束の間の没入体験。
結局、2時間近く音に浸って、会場を後に。
続いて、同じ建物の中にあるオペラシティギャラリーへ。2フロアにわたり、写真や絵画、造形アートが展示されている。
精錬された空間で、メッセージ性の高いアートが楽しめる。このギャラリーのよいところは、アートと自分に思う存分向き合えるところにある。行列の前と後ろの人に気を配りながら「見ること」が目的になりがちな大型の展示より、没入感を味わえる。アートと、あかちゃんとわたしだけ。
あかちゃんと一緒だと、自分のペースでアートと向き合うことは難しい。でも、一緒に浸ることができるとなかなか楽しい。