お茶目をし過ぎたその後で 第2話 〜ウォーリアーズ篇〜
前回からの続きで
先生に呼ばれた部活のメンバー3人。
顧問の先生からの提案で、クラブ説明会を新入生の前で、ロードウォーリアーズというプロレスラーの真似してやってみないか?
という流れに
ロードウォーリアーズというのは、外国のプロレスラー2人組。
怖そうなメイクをして、物凄い筋肉マンの悪役レスラー。
「やるわけ無いじゃないですかー」
3人の返答。
先生「笑いが取れるぞ。」
「やります❗️」
俺1人の返答
「おいっ!」
2人からの鋭いツッコミがあったけど、結局やる事になった。
この先生、俺を動かすツボを心得てやがる。
部長とマッチョは、プロレスラー役
俺は、そのマネージャー役
どうなることやら。
本番当日、他の部活の代表達は特にパフォーマンスも無く、淡々と活動内容を説明している。
ところが我が部は、
プロレスラー体系で上半身裸の部長。
ボディビルダー体系のマッチョ君。やっぱり上半身裸。
そして、オールバックにサングラス、ワイシャツの襟を立て、竹刀を持った70年代の不良のような格好の俺⁉️
どうなっても知らんぞ。
説明会も終盤に近づき、新入生達もダラけ始めてきた時。
自分達の出番。
「じゃあ、行きますか!」
舞台の真ん中に立つ3人。
両サイドにガタイのいい男と真ん中に俺。
バチーーン!
バチーーン!
2人の身体を突然ぶっ叩く俺。
そして、新入生達を指差して
声を張り上げ!
「いいかお前らぁー!
コイツはナァー!
ベンチプレスで200キロ持ち上げる事が出来るー!」
そしてマッチョに向かって
「おい、見せてやれー!」
するとマッチョが
筋肉ムキムキにして、ボディビルダーのようなポーズをつくる。
「次ー、コイツはなぁー!
デッドリフトで、300キロ上げる事が出来るー!
お前も見せてやれぇー!」
ここで、部長もポーズをつくる。
もう一度、新入生達に向かって
「いいかー!このクラブはなぁ
中途半端な気持ちじゃあ入部出来ねェー!
覚悟が決まってるヤツだけ入部してこいっ!」
竹刀で床を
バシーーンとたたき
最後の殺し文句は
「根性叩き直してやる!」
会場シーーン。
新入生ドン引き。
舞台脇で、見てた各クラブの代表、爆笑🤣
そそくさと舞台を降りる3人。
終わった。
もうこのクラブ終わった。
新入生引いてたな。
他のクラブの奴は、笑ってたな。
受けたからいいか。
新入生部員、来ないだろうな。
以外と10人位来たりして。
とか話しながら帰って行った俺達。
この後、職員会議が開かれたとか開かれなかったとか。
さて、新入生は入部するのでしょうか?
つづく
ここまで、読んで頂きありがとうございます。第1話から読んで頂くと分かりやすいと思います😊
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