学生の声を聞いてみた 学生対談その1
学生インタビュー第一回目は、去年から岩見沢ねぶたプロジェクトに参加し制作をしている美術文化専攻2年の木津彩さんと、今年から参加した青森出身で音楽文化専攻2年の三上夢憂叶さんです!
ではまず、大学ではどのようなことをしていますか?**
木津「書画工芸コースに所属していて、金属の溶接などをしています。」
三上「私はフルートをやっています。」
ー「三上さんは、出身は?」
三上「青森県の藤崎!」
保「じゃあ実際に青森ねぶたを見たことが?」
三上「毎年行ってました!お囃子もやったことがあります。地域によっていろいろ違うんだけど。お菓子とかアイスがもらえて、」
木津「お菓子目当てかな(笑)。」
三上「みんなそうだよ(笑)。でもまさか大学にきてねぶたをやると思わなかった。」
この岩見沢ねぶたプロジェクトに参加したきっかけは?
木津「まず、ねぶたってどうやって作るの?ってところで制作に興味があった。こういうサークルとかに所属して物理的に制作ができるなって。骨を作り終わった後に張り紙を貼っていく作業が楽しかった。できたねぶたは子供のように大切に思うから。」
三上「作ったのをみたことなかった、金魚ねぶたしかない。」
木津「すぐ作れるようになるよ!まあ、金魚ねぶたは難しかったかな。」
三上「私は去年知って参加したかった。千紘(岩松)と友達になって今年参加することができた!今年の活動楽しみ。北海道でもできてうれしい!」
では、今年度は新型コロナウイルスの影響で思うように活動できていませんが振り返ってどうですか?
木津「小学校での授業を通して、絵を好きになってくれるかもって淡い期待を抱いてた。小学校の出前授業が一番活動したなー。」
三上「ちゃんと活動できたのはそれぐらい。」
木津「やっぱり制作だよね。手を動かさないと心が死ぬから、、、。」
三上「実際青森ねぶた見たことあるの?」
木津「ない!自分たちの作ったものしか。青森ねぶたは映像でしかないかな。今年、本当は青森に研修に行ける予定だった、やっぱり本物見たい。」
三上「全然ちがうよね。」
木津「LED のテープでのライティングの過程が見てみたい。本場は色がきれいなんだよね。人生で一回は見てみたい。」
三上「見てほしい!」
三上さんは、岩見沢でねぶたをやっていると聞いて初めどう思いました?
三上「うれしかった。ねぶたを 4 年間見れないと思ってたから!」
藤本「そうだよね、わかる…!」
木津「青森の人はねぶたに異常に愛があるよね。ねぶたの何が魅力だと思う?」
三上「もう全部。ねぶたの時期になると青森県民は騒ぐね。今年コロナで中止になっちゃって夏らしくないなーって。」
藤本「わかる。」
木津「地元にたいしての愛情って素敵だなって思った。お祭りがあるから帰りたいっていいよね。北海道は広すぎて、私は転勤族だったのもあるしそんなに思い入れがない。」
三上「そうだね。」
三上さんは北海道の大学に来たわけですが青森に残っていたいという気持ちはありましたか?
三上「あった。お祭りもあるし大好きだったから。北海道に行くのはやっぱり不安だった。でも出たからこそ、地元のよさがわかった気がする!」
木津「あーいいね。」
木津さんは去年からプロジェクトに関わっていますが、今年メンバーが増えてどうですか?
木津「純粋に人が増えたのはいいよね。人手が増えるとできることも増えていくわけだし。1年生だけでなく今年は2年生も入ってきてくれてうれしかった。1年生がすごくアグレッシブでいいなって!私は1つのことにいっぱいいっぱいになっちゃうタイプだから若い力がほしい(笑)。制作がないと力を注げないな。頭より手を動かしてたい。まだ話せてない子もいっぱいいるし。」
三上「私も。」
木津「置いてきぼりにされた感であせりもあった。特に去年から一緒にやってきた早瀬がすごくて悩む時期になった。今はねぶたに対する気持ちが不安定で波にのれてない。いる意味あると思ったこともある。」
三上「(制作がなくて)実感がわかないよね。」
木津「もうコロナが」
逆に自粛期間でメリットみたいなものはありましたか?
木津「えー、コロナでいっぱい寝れた(笑)あとは 1 人になって考えることが増えたかな。将来のこととか。」
三上「私はコロナのおかげで音楽の練習室が使い放題になった!」
木津「岩見沢住んでいる人の特権だね。」
三上「最近絵を描くようになった!」
木津「なに描いたの!」
三上「ヤギ(笑)」(写真をみせてもらいました)
木津「なんで絵を描いてみようと?」
三上「行きつけのカフェのマスターが…」
木津「行きつけのカフェのマスター?!(笑)」
三上「そう(笑)すすめられて描いてみようと思って。」
ー「じゃあねぶたの制作の方にも?」
木津「たしかに作るの好きだったらいいね。」
三上「やってみたい、楽しみ。」
**最後に、来年のお祭りに対してひとこと **
三上「力になれるのはお囃子かな。青森の雰囲気を知っているからこそできることとか、なんでもやりたい。」
木津「音楽だしね。私は制作をがんばりたい。一番作っている瞬間が思いを込められる。今年はつきっきりで制作したいぐらい。」
三上「楽しみだね。」
木津「子供とか地域の人と楽しみたい。お祭りの雰囲気もっと広げていけたらな。普段の生活だと難しいことだから。大学卒業してもいるかはわからないけど卒業までにもっと岩見沢のこと知れたらな。」
どんなお話を聞けるのだろうとワクワクしていましたが、こんなに濃い話を聞けるとは感動でした。木津さんと三上さん二人で深い話をしたのは初めてだそうで、お互いのことを知るよい機会になったのではないでしょうか!
次回は代表の藤本悠平さんと副代表の遠田悠也さんの対談の様子をお届けします!お楽しみに!
プロフィール
(左) 三上夢憂叶(みかみゆうか)
音楽文化専攻 管弦打楽器コース(フルート)2年
出身:青森県
趣味:絵を描くこと、ゲーム、Netflix 鑑賞
(右) 木津彩(きずさやか)
美術文化専攻 金属工芸研究室2年
出身:遠軽町
趣味:アイドル鑑賞・絵を描く
取材・記事/広報 保井あかり
撮影/志岐瑞生
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