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ゼロウェイストのスーパー”斗々屋”が京都に誕生! おしゃれに量り売りでお買い物

2021年7月31日に日本で初となるオール食品の量り売りスーパー”斗々屋”が誕生しました! 気になってたのですが、やっとこお邪魔することができました〜♪ 日本の古き良き景観と文化が残る祇園の近くで、日本の「もったいない」文化をおしゃれに世界へ発信することができそうです。


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斗々屋京都本店 京都市上京区 丸太町上る出水町252 1階

商品自体で勝負するのではなく、
店のコンセプトに共感させるビジネススタイル

私がたずねた平日の午後でも、店内はさまざまな年代のおしゃれ女子が買い物を楽しんでいました。ミーハーな感じはなく、落ち着いた雰囲気です。

このお店が量り売りにしている理由はゴミゼロの社会を目指しているから。個包装をやめて本人が必要な分だけを、再利用できる容器や布袋などに入れて持ち帰るスタイル。環境問題に正面から取り組んでいるのです。

この店の食品は個包装されていないからといって、その分が安くなるわけではない。ものすごく有名な商品があったり、特別に美味しい取り寄せ食材というわけでもない。それでも人が集まる理由は、コンセプトへの共感が圧倒的に大きいのだろう。

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今では当たり前のようにスーパーで個包装された野菜や食品たち。以前の日本では豆腐屋さんではボウルのようなものに入れてもらったり、籐でできた買い物カゴを持って、八百屋さんでバラの野菜を欲しいだけ買ったり、お肉屋さんでグラム注文していた。

いつの間にか全国のスーパーに並べてもらうため、売りやすいように個包装されたり、運送しやすくパッケージ化されたものが主流になってしまった。

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↑こんなおしゃれな量り売りできるディスプレイだからこそ、女子心がくすぐられたりもする。私のお目当ては大好きなナッツを自分でミックス🌟

最新のテクノロジーとの組み合わせで
顧客体験の面倒を取り除き、おしゃれ感を高める

斗々屋では、昔ながらの量り売りではなく、最新の測量テクノロジーやPOSレジを駆使したスタイルでスタートしたといいます。

私たちは自分が欲しいものを再利用できる容器などに入れて、それらを測量器に乗せると自動で金額がプリントされます。買う側と売る側の手間をなるべく省けるように作られたシステムなんだそう。

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私たちは情報や仕事に追われ、時間をムダにしたくない思いが強いものです。そのため、どんなに素晴らしいことで価値があることであっても、手間のかかることや面倒なことはやりたくないと思ってしまいます。

そんな顧客の面倒くさいをテクノロジーで解消し、社会課題の解決を義務感ではなく、おしゃれさでラッピングすることで、「やりたい」想いを強化することができる素晴らしい仕組み!

私たちは悪意で、環境に悪いことをしているわけではないんです。ただ、面倒くさくて、ラクな方へ流れてしまっていただけ。だから、ソーシャルグッドなことが簡単にできて、しかもおしゃれ心がくすぐられることで自尊心も満たされ、やる気が一気に出てきます。

こんな風に取り組むことで、SDGsの「やらされ感」がなくなり、多くの人が「やりたい」と思えるようになる。理想的なスタイルですよね。

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↑容器を持っていかなかったので、お店で買った麻袋にオリジナルのミックスナッツを詰め合わせました。私の毎日のおやつです❤️

​ちなみに、このゼロウェイストのスーパーは、ヨーロッパなどではすでに取り入れられているところも増えてきています。私がコロナ前にステイしたフィリピンのスーパーも野菜や肉などは量り売りでした。

そもそも、日本は個包装レベルが過剰だと言われています。個包装されたことで何を得られているのか? されていないと何が問題なのか? 考えてみると、ムダはなくせるかもしれませんね。


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いわみん
下町の2D&3D編集者。メディアと場作りのプロデューサーとして活動。ワークショップデザイナー&ファシリテーター。世界中の笑顔を増やして、ダイバーシティの実現を目指します!

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