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推しチームのお話。

サッカーの知識が無くてもハマれる。

自分のJ3の推しクラブは『いわきFC』です。

…恐らく相当長い文章になると思いますがお付き合いいただければ幸いです。

自分は結成当時の2016年からずっと応援し続けてます。

よく周りから言われる事が、よくそこまで熱くなれるよね〜って。

まあ、応援エリア真っ只中にいる人たちに比べたら全然かわいいレベルではあるんですが、興味ない人たちから言わせたら熱いサポーターになるらしい。

でも…サッカー知ってる人とは詳しい話は出来なかったりします。

4-3-3とか4-4-2とかよく耳にするけど、システムに関しても説明出来ないし、オフサイド判定やらファウル判定もどーして?と聞かれても審判の判断だからそーなんじゃないの?位のレベル。

じゃあ、どーして熱くなれるのか考えてみた。

応援し始めた頃は選手の名前も分からず、チームは勝って当たり前で、ガンガン得点を上げて圧勝する姿が面白かったし、応援エリアに混ぜてもらっての声出しが何より楽しかった。

少しずつリーグが上がってくると、いろんなサポーターが増えてきて、仲間も増えて更に応援が楽しくなってきた。

そんな中、福井県で開催された全国社会人サッカー選手権大会、知ってる人は全社と呼んでる5日間連続で試合をする過酷なスケジュールの大会。

勝ち抜けば、JFLというJ3のひとつ下のリーグに昇格することができる、地域チャンピオンズリーグに出場出来る、社会人サッカーでいちばん大きくてハードな大会の入り口。

その試合で、はじめて悔しい『負け』を経験した。

勝つ姿を見るために現地まで足を運んだのに、PK戦までもつれた上に敗戦…。

しかも帰り際に負けた選手達に会って、涙を浮かべてた選手達を目の当たりにし、当時の田村監督には『すいません。勝てませんでした』って言われた言葉と表情は今でも頭から離れない…。

無敵じゃなかったんだな〜って、全国ではまだまだ実力の差は大きいんだなって感じた試合。

ほとんどいわき市出身ではないのに、ここまでいわき市の為に全力で戦ってくれてる選手たちを、応援せずにはいられないでしょう。

この辺りから応援沼にハマって行きました…。

地域から全国、新たな推しとの出会い。

全社を制する事は出来なかったケド、地域CLを優勝し、最高の形でJFLに昇格する事が出来た。

JFL初年度は、何ちゃらウィルスが悪さをして半分の試合数…ハーフシーズンみたいな形で開催されることになって、無観客試合とか声出し応援不可とか色んな形で選手たちの後押しが難しい世の中になってしまった…。

そんな中で開幕した、初年度シーズン第1節奈良クラブさんは無観客試合での開催、応援は録音した音声をただただ流すだけのものでした。

そして迎えた最終戦は、アウェイ・テゲバジャーロ宮崎さん。

他チームの結果次第では1年でJ3に昇格出来るこの試合、その前にいわきもテゲバさんに勝たなくてはならない試合でした。

ひと足先にJ3昇格を果たしたテゲバさんは、消化試合になるだろうから、まあ勝てるでしょう。

なとど甘い考えはあっという間に蹴っ飛ばされました…

テゲバさんは強かった…手も足も出せなく3失点。

上位チームがことごとく敗戦濃厚な展開となって勝てば昇格確実だったこの試合の1点は遠かった。

『いわきと一緒に昇格はしたくない』

当時テゲバさんの映像配信で応援していた自分の耳に入ってきたのはこの言葉でした。

多分その時の解説者さんかな?

その通り、この試合は惨敗してしまい、昇格を逃してしまった…

福井全社の時に見た選手たちの悔し涙を画面越しとは言え、また見る事になってしまった…。

シーズン終了後には、推し選手の片山紳選手の退団情報が入って気持ちが沈んで行ったシーズンオフ。

それから1年後、フルシーズンでJFLは開幕。

そのホーム開幕戦のヴィアティン三重さんの試合…

開始数秒、いきなりゴールを決めた選手が現れた。

背番号34 古川大悟選手(以下大悟)

彼がこの瞬間からいわきでの推し選手となりました。

キミのゴールを待ってる!
いわきFC公式より。大悟ゴール!

その年、大悟はチームの得点王とJFLベストイレブンに選出されました。

そして、J3昇格初年度の今シーズンは破竹の勢いでほぼ首位を独走している状態にも関わらず、大悟の出場機会も少なく、心底喜べてないのが正直な所。

もちろん、大悟がゴールを決めて勝った試合はホントーに嬉しい。

アウェイで選手たちが試合をしている頃にいわきFCパークでイベントに参加している姿を見た時は辛かったし、『こんなとこで何やってんだよ』って思ったけど、何より本人の方がもっと辛いんだよなと思った。

だからこそ先日のアウェイ沼津戦の2点目のゴールは涙が出た。推し選手のゴールひとつで泣けるものなんだな…

選手たちは『昇格と優勝は忘れて、目の前の試合を全力で』もちろん、勝てば順位も結果もついてくるケド、ここまで順調過ぎるとイヤでも意識してしまう…他クラブの結果次第では10月30日のテゲバ戦で優勝が決まってしまう。

どーせなら、その次のホームゲームで決めてもらいたいけど…

『いわきと一緒に昇格はしたくない』と言われた解説者さんの目の前で『お先に』って優勝決めて、村主監督の胴上げとか、2年前の最高のリベンジになるよなぁ…。

有田選手のゴールで先制、追いつかれて、引き分けかと思った後半ATに大悟の決勝ゴールで勝ち!

とか勝手に妄想が止まらない 

知名度が上がるのは複雑…。

県リーグ、地域リーグそしてJFL、Jリーグと順調にカテゴリを上げてきて、それと同時に知名度もグングンと上がってきている。

全国にいわきFCアリ。と、知名度が上がるのは嬉しい事なんだけど、それと同時に選手たちの距離がどんどん遠くなっているのは確実で…。

県リーグの頃はそれこそベンチはホントに目の前で、トイレでばったり会って話したり、ベンチ外の選手と一緒に試合を応援したり、試合終わってからはサインもらったり何気ない話したり…。

その頃はサポーターも数える位だったし、距離感がすごく近かったケド、今は2000人を超えるお客さんが選手たちを見にきてくれてる。

選手用の控え室だったりトイレだったり…ウィルスのおかげで簡単に選手たちとコミュニケーションも取りにくくなってるし、なんか遠くなっちゃったなぁ…って感じ。

ケド、あの砂のグラウンドでやってた頃と比べたら、全然恵まれたスタジアムで試合が出来てる姿を見ると、ホントに当初から応援してきて良かったとは思える。

逆に国立とかもっとデカいスタジアムで試合をやってほしいし、彼らのサッカーを色んな人たちに見てもらって感動を味わってもらいたい。

もしかしたらこれから先、A代表に選ばれる選手たちも現れるかも知れないし。

それは初年度から応援してる自分からしたら、とても誇らしいし、まわりに自慢だって出来るから結果的には知名度は高い方がいいという事で。

さいごに。

いわきFCを…と、言うよりサッカーの応援を始めてまだ7年だけど、色んな応援の形を見てきた。

選手の応援する人、クラブの応援をする人、ハマドリくん目当てで試合そっちのけの人。

いわきを応援しながら退団した選手たちを追いかけて現地まで行っちゃう人。

お客さんを喜ばせる非公認キャラも出てきた。

最近はゴール裏からも離れたし、表舞台に出る事も少なくなったせいか、アカウント名は知っていても顔を知らない人の方がほとんどになってきた。

これから先、更にどんな人たちが現れてどんな繋がりが出来てくるのか。。。

そして、いわき市が東北一の都市になる瞬間を見届けて行こう。

そしてこの書き上がるタイミングでJ2ライセンスの交付が確定。

迷惑かけなきゃ、応援は自由だ。

行くぞJ2! 

てっけつでした。

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