介護の現実:小さな痛みが大きな負担に
足の親指の痛みから始まった日常の一幕
先日、父が「足の親指が痛い」と言い出しました。父は介護3で、足腰が弱くなってからは歩くのもひと苦労です。
最初は何かにぶつけただけかなと思ったのですが、数日経っても痛みが引かないので、かかりつけの病院に行くことにしました。
混み合う病院での待ち時間の苦労
病院へ向かう車の中、父は少し落ち着かない様子で「病院、混んでないといいな」とつぶやきました。かかりつけの病院は評判が良い分、いつも混んでいるのです。
案の定、待合室に着くと、たくさんの患者さんが座っていて、私たちも順番を待つことになりました。
父は痛みを抱えながら、長い間椅子に座っていなければなりませんでした。
私もできるだけ父を励ましながら一緒に待っていたのですが、心の中では「こんなに待たされるなんて…」という苛立ちが募ります。
病院自体は親切で素晴らしいのですが、待ち時間の長さは、特に体が弱っている高齢者にとっては厳しいものです。
診察が終わるまでの長い道のり
診察が終わったのは、病院に着いてから数時間後。診断結果はそこまで深刻ではなかったのですが、父は疲れ切っていました。
病院に行くだけで、こんなに負担がかかるのかと改めて実感しました。
介護の日常に潜む大きな課題
こういう日常の小さなことが、介護の難しさを教えてくれます。病院の待ち時間や移動の手間、そして父の痛みや不安。
それら一つ一つが積み重なり、介護をする側もされる側も心身ともに疲れてしまうことがあります。
家族の介護を通して感じたこと
介護は、家族にとっても多くの挑戦を伴います。今回の病院の一件も、その一つに過ぎませんが、こうした日常の小さな出来事が積み重なることで、私たちは介護の難しさをより深く感じるのだと思います。
同じように、介護をされている方、あるいはこれから介護が必要になるかもしれない家族を抱える方に、少しでも共感していただけたら幸いです。
いただいたサポートは全額「父の介護用おむつ等」に使わさせていただきます。