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正論を0点の言い方でぶっこむ上司

僕は学生時代、大阪のテレビ制作会社でADのバイトをしていた。

そこにいた上司(ディレクター)がめちゃくちゃ残念な人だった。

僕は直属な上司ではなかったので、そこまで被害を被らなかったが、同じ担当番組で、当時自分の親友だったADは常に苦しそうな顔をしていた。

その上司は、日常で接している分には普通なので、なぜそんなに苦しそうな親友ADに聞いたみた。

自分「〇〇さんの下で働くの、めっちゃしんどうそうやね?」

親友AD「かなりやばいよ・・・精神的にすり減らしてくる」

自分「なんか嫌なことを言われるの?」

親友AD「1のミスを1000で怒ってくる。言うことは正論なんやけど、少しのミスやのに、人を殺したぐらいの勢いで怒ってくるねん 涙」

具体的に聞いてみると・・・

[例:打ち合わせで用意した台本の部数が1部少なかった場合・・・]

→「なぜ部数が足りないの?普通余ってもいいから多めに刷っておくべきだよね?これで会議が一回止まってしまい、時間の無駄になるから。気をつけてね。」(※ここでは、正論を30分ほど)

+怒っているうちに、怒りがヒートアップしていき口調が徐々に変動!

→「お前さー、ほんまにクソだよな。だからゆとり世代とは仕事したくないねん。まじで、次やったらドツきまわすからな(殴るふり)。お前みたいなやつはどの仕事やらしてもでけへんねん。だから、他人の迷惑にならないようにだけ気をつけて生きろよゴミ!」

二重人格!!

この話を聞いて、確かに上司が怒っている内容はまともだけど、言い方が0点すぎて、もはや悪人はおまえやん!と思ってしまった。

確かに、親友のADは少しミスが多いタイプだったので、イラつくのも理解はできる。

でも、どれだけ正論を言っていても、言い方が悪いと伝わらないし、聞く気にならない。

それ以降、他人への伝え方には注意するようになった。

そして、すごいキャリアなのに、丁寧な言葉遣いの先輩方に会うたびに、憧れを抱くようになりました。年下でも丁寧に話せる人でありたいです。

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