私的音楽アーカイブ124(ロバータガンバリーニほか)
1231.ラーシュヤンソントリオ:FACING THE WALL
1232.Chage:hurry!
1233.ロバータガンバリーニ:Connecting Spirits
1234.ダイアナパントン:I Believe in Little Things
1235.ウィリムス浩子:My Room
1236.守屋純子オーケストラ:Play For Peace
1237.V.A.:これが日本のポスト・クラシカルだ!
1238.ASIAN KUNG-FU GENERATION:BEST HIT AKG
1239.ASIAN KUNG-FU GENERATION:Wonder Future
1240.V.A.:samba e isto!
⚫︎1233. #イタリア の #ジャズシンガー 、 #ロバータガンバリーニ はまさに正統的なシンガーの一人である。本作も数多くの #モダンジャズ 名盤に参加しているサックスプレイヤー、 #ジミーヒース の曲を集めたアルバムであり、ジミー本人や弟のドラマー、#アルバートヒース と共演している。
ロバータは #ベニーカーター や #ハンクジョーンズ をはじめ多くの #ジャズ の巨人から高い評価を受けていたが、ジミーヒースもその一人だった。イタリアといえばクラシック音楽、オペラのイメージがはるかに強いが、ロバータは早くからジャズに傾倒し、イタリア的歌心とジャズを結合させた。
ヒース兄弟などバンドメンバーはロバータの歌声をうまく生かした上で、伝統的モダンジャズに新鮮な息吹を吹き込んでいる。
参加ミュージシャン
Roberta Gambarini (vocal)
Jimmy Heath (ts,ss)
Jeb Patton (p)
David Wong (b)
Albert 'Tootie' Heath (ds)
James Mtume (per)
Freddie Hendrix (tp)
Ed Cherry (g)
Dave Stricker (g)
Tommy Campbell (ds)
Cyrus Chestnut (p)
John Lee (b)
他
ロバータガンバリーニ経歴
イタリア・トリノ生まれ。ジャズをこよなく愛する家族に囲まれ子供の頃からジャズを聴き始める。両親が小さい頃からロバータをジャス・コンサートに連れて行き、ベイシー、エラ・フィッツジェラルド、サラ・ヴォーン、ベニー・カーターら大勢のジャズの巨匠たちの音楽に親しんだ。12歳でクラリネットを習い始め、17歳から北イタリアのジャズクラブで歌い始める。18歳でジャズ・シンガーとしてのキャリアを築くためミラノに移る。
10代でイタリア国営ラジオ・テレビ主催のコンペティションで3位入賞。ポンペイ国際ジャズ・フェスティヴァルやヴェニスのリドで行なわれた国際ジャズ・ミーティング(1985)、その他の数々の国内フェスティヴァルなど、イタリア中のジャズ・フェスティヴァルに出演する。1998年ボストンのニュー・イングランド音楽院の奨学金を得て、活動の拠点をアメリカに移す。同年10月、「セロニアス・モンク・インターナショナル・ジャズ・ヴォーカル・コンペティション」で3位に入賞。
ロバータを最も熱心に応援した一人が晩年のベニー・カーター。ロバータは子供の頃からベニー・カーターを音楽の師として尊敬しており、ベニーもそのロバータの思いに応えて彼女を全力で支えた。