私的音楽アーカイブ23(マルウォルドロンほか)
221.上原ひろみ:another mind
222.矢野沙織:YANO SAORI
223.ジョージウォーリントンンクインテット:At the Bohemia
224.ケニーバレル&ジョンコルトレーン
225.ホレスシルヴァー:FINGER POPPIN’
226.フレディハバード:HUB CAP
227.アートブレイキー&ジャズメッセンジャーズ:SOMEONE IN LOVE
228.マルウォルドロン:Left Alone
229.スタンゲッツ:SWEET RAIN
230.JJジョンソン:THE EMINENT
●228.ジャズピアニスト、マルウォルドロンの大名盤。長年伴奏者を務めたビリーホリデイへのトリビュートとして録音されたが、おそらくマル自身もこれほど高く評価されるとは思ってなかったはずだ。特に日本での評価はすこぶる高い。なぜか。それは以前にも書いたように、日本には演歌的な音楽を好む傾向にあるからだろう。暗がりの寂しさ、悲しさ、孤独感の中で一筋の光を見出そうとする。まさに石川さゆり「津軽海峡冬景色」のごときマルの音楽は、必死に生きることを肯定するということにつながる。切なすぎて涙が枯れてしまうようなジャッキーマクリーンの演奏も唯一無二である。
ジャッキー・マクリーン(as) マル・ウォルドロン(p)ジュリアン・ユーエル(b) アル・ドリアース(ds)
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