私的音楽アーカイブ77（ウィルバーハーデン）

761.チャーリーパーカー：The Complete Royal Roost Live Recording Vol.3
762.モダンジャズカルテット（MJQ）：FONTESSA
763.ケニーバレル：AT THE FIVE SPOT SAFE
764.デュークピアソン：DEDICATION
765.カウントベイシーオーケストラ：Basie’s Beatle Bag
766.オスカーピーターソン：DUKE ELLINGTON SONG BOOK
767.ジョーパス：VIRTUOSO
768.ウィルバーハーデン：MAIN STREAM 1958
769.ソニーロリンズ：moving out
770.ジョンコルトレーン：Standard Coltrane

⚫︎768.1958年に発売されたジャズトランペット奏者、ウィルバーハーデンによるアルバム。ウィルバーがリーダーになっているものの、実質的なリーダーははっきり言ってジョンコルトレーン。キャノンボールアダレイ名義で出されたものの、マイルスデイヴィスの作品的な位置付けである「サムシン・エルス」と似たような形だろう。

ハーデンという人は一部コアなジャズファンを除き知名度はかなり低いものの、コルトレーンが共演者として選んでいるトランペッターだけにすごい。まだ荒削りながら才気あふれるコルトレーンのパフォーマンスに対し、うまく距離をとりつつも素晴らしい演奏を披露している。

また、その他の共演者もダグワトキンス、ルイスヘイズ、トミーフラナガンと超豪華布陣。ウィルバーハーデンって誰とならず、ぜひ一度じっくりとアルバムを聴いて欲しいものである。

Wilbur Harden（tp）、 John Coltrane（ts）、Doug Watkins（b） 、 Louis Hayes（dr） 、 Tommy Flanagan（p） 1956年録音