複業スタートアップにはだかる壁。
こんにちは、いわあゆ(@iwa_ayu)です。
豚汁エバンジェリストを名乗りTONJIRU STANDという屋号を掲げて世界に向けて発信しています。本noteはその世界進出に向けプロジェクトメンバーとともに歩む変遷レポートとなります。
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複業スタートアップにあるある、ポジな面とネガな面。
未知のチャレンジに向き合っていると、いいこともあれば、難しいなと感じることも出てきます。
今回はそのネガな部分に対してどんなことが起き、どのように取り組もうとしているのかの話をします。
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意思疎通を図るコミュニケーションの難
まず、大前提としてみんな本業がある。
会社に行けばほぼ毎日顔を合わせられる会社員組織とは違って、なかなか会う機会が作れない。
よって、コミュニケーションが希薄化してしまいやすい。
基本slackを活用してプロジェクト進行しているが、ふとスレッドの話題に乗り遅れてしまうと、あっという間に置いてきぼりになる。
TONJIRU STANDは複業。
主体性を尊重したく、かつ各人が楽しみながら参加できることを優先したため、個々人のコミットメントが異なり、コミュニケーションの熱量に差が出てくる。
油断すると置いてかれてしまうので、いつのまにか自分ゴト化できなくなり、参加意欲も減退してしまいかねない。
1人でやり続けても良かったことを、あえてチーム化したのだから、チームメンバー各人に自分ゴト化してもらって初めてチームであることのバリューが発揮できる。
私がやりたいことを叶えるチームなのではない。
ビジョン(軸)さえ共有していれば各人がチームに求めることはバラバラでも、自己実現の場としてチームを利用するくらいでもいいと思う。
キックオフする前に、
「このチームはフラット性を取りたい。ヒエラルキーではない。」
と、掲げた。
わたしは言い出しっぺだけど、何事も私にお伺いを立てて決めるのではなく、ビジョンに則り、目的が明確で自分なりの解があって取り組むべきことなら、どんどんやってってほしいし、私がいないところでチームが成長していくことを望んでいる。
複業だからこそ、スピード感をもって臨むためには、各人が自分ゴト化して自走できる仕組みを作らなければならない。
TONJIRU STANDを主語に、みんなに語れる人になってほしい。
自分たちはどうなりたいのか?を自分たちで考えられるようになってほしい。
とはいえ、私自身がまだしっかりと言語化できていない。
周りに求める前に自分の思考をしっかり整理しなければ。
そう思いながらも、なかなか思考が整理できておらず、アウトプットをしてはブラッシュアップを繰り返している。
思考は日々変化していくもので、当初描いた事業シナリオも、やっていくうちに迷いが生まれたり、違和感があれば軌道修正を繰り返している。
カチッと決まっていないものに対して、人を巻き込んでいくのはそれなりにタフさも必要だと感じている。
今自分にできることを考えた結果、同じ体験を共有することで、個々人が自分ゴト化して考えられるように、かつ価値観の共通認識化が出来るのでは?という仮説をもとに、なかば強制的に、イベントに全員で行くという機会を作ってみた。
検証
「同じ体験を共有することでチームビルディングを図る」
このイベントは勝手にベンチマークさせていただいている「6curry」から、ayaさんが登壇ので、メンバーみんなで参加することで、どんなお店作りを目指したいのかを自分たちが考えるきっかけになればと考えた。
久しぶりにチームメンバーが揃う夜。
イベントの振り返りを兼ねて、お店に入って話をすることに。
メンバーの中からは、
「これからどうする?プレゼンの時から比べて、会う回数も減って、自分が何したら良いのかよくわかんなくなってきた。」
というリアリティのある声も上がっていた。
この時、実は、プレゼンから約1ヶ月。
活動が停滞し、私はひどく焦っていた。。。
コミュニケーションが薄くなると、
いつしかみんなプロジェクトのことを忘れがちになる。
1ヶ月前までは、プレゼンという一つのゴールがあったから、そこに向かって夢中に走ることが出来たのだが、「忙しい」を理由にメンバーが揃う日がなくなり、個々の活動も停滞し、メンバーが自発的に始めてくれた仮想店舗ラジオも2回目の収録で止まっていた。。
何事も、やってみないと分からない。
それは当たり前のことで、
大事なのは、「結果はどうであれ、何のためにやるのか。」
やったらどうなる?と仮説立てているのか。
どういう状態なら成功で、どういう状態なら失敗なのか。
複業スタートアップの私たちの時間は有限だ。
かけられる労力も、人によってバランスが違う。
だからこそ、見切り発車だけでうかつに始めるのは危険だと思っている。
ラジオを始める時にも、私は声を大きくして伝えていた。
自発的にアイディアが生まれて実行するのは大歓迎。
でも、何のためにやるのか、目的をちゃんと言語化しよう。
そして、やるからには責任をもって、中途半端にならないようにしてほしい。
このプロジェクトはチームだ。
何かをやるには、自分だけじゃなく他人を巻き込むのだ。
せっかく始まった活動が止まってしまったことで、わたしは深く反省した。
事業として進めるために重要なゴール設計
メンバーがうまく動けないのは個人の問題ではなく、仕組みの問題。
そして仕組みを作れていなかったわたしに責任がある。
私たちが趣味でなく「事業」としてやる意味。
何のためにやるのか、そこから、どういう結果を導き出したいのか。
ラジオはたまたまその一角でしかなく、
・・・恥ずかしいことに、事業全体に対して、ちゃんとKGIもKPIも定義出来ていなかったのだ。
ゴール目標を共有しよう。
目指す道しるべなくしてチームは進めない。
どこに向かえばいいのか、を皆が理解することが必要だ。
改めて、再キックオフをしようと思う。
そこで、自分たちは何を求めているのかを再確認しようと思う。
みんなの思いをみんなが認識できる時間を作ろう。
そして、自分たちのブランドをどう未来に向けて育てていくのかを考えよう。
TONJIRUSTANDはメンバーだけでなく、周りの応援団に恵まれた、とても素敵なプロジェクトだと改めて体感することが多い。
その周りの応援の声が、わたしの原動力にもなっている。
応援してくれる人たちに、いい報告ができるよう
まだまだ、チャレンジは続く。