ゆるく集える場所を作る実験
先日、料理仲間のまさやんと週末キッチンという企画を立ち上げ開催した。
わたしは料理で人をもてなすことが好きで、これまでも自宅に人を招いたりしていたのだが、転職・引っ越しなどで、なかなか開催できずにいた。
キッカケはまさやんからのお誘いだった。計画するだけじゃ何もやっていないのと変わらない。実行が重要だから、やりたいと思ったことはどんどんチャレンジしたいと言った彼の提案。
「いわあゆさん、飲食スペース借りて一緒に料理やりません?」
彼の思いとしてはこう。
もともとシェアハウスで暮らしていたため、日常的に住人+その友人が自然と集うコミュニティがあって、ゆるく繋がれる場所があったのだと。最初は友達の友達だった人たちが気がついたら仲間になっていて、今日晩ごはんうちに食べに来ない?という拡張家族的なコミュニティが出来ていた。それをまた作りたい、という思いだった。
たしかにごはんは気軽に集まるきっかけになる。オイシイって感情は幸せホルモンが出るし、自然と会話が弾み、人と人をつなぐ架け橋になる。
事実わたしも自宅に初対面の人同士を集めて自然と仲良くなれる空間を提供してきた。
都会で働き、暮らす人たちにとって、自分で立ち上げるか、よっぽど積極的に探してアクションし続けない限り、仕事以外の関りに自分の居場所・コミュニティを創っていくのは簡単ではない。
だから、自分がハブになってゆるく集える場を作ってみる。ゆるいけど、何かあったときに手を貸し合える、程よい距離感が良い。自分が信頼する人たちを集め、つなげる。信頼している人の繋がりだからこそ、ステキな繋がりがきっと増えていく。その実験を今回やってみた。
今回ご縁を通じて、恵比寿・代官山にあるsuppageのスペースを貸していただけた。初回ということもあり、予想以上の大盛況に終わった。当日連絡なしのドタキャンも居たけど、それでも目くじら立てずに運営していける、そういった展開にしていきたい。今回はドタキャンよりもドタ参が上回り、席が足りなくなるくらいの状況だった。ごはんやお酒のお供にふさわしいステキな差し入れもあって、豪華なキッチンが完成した。みんなのおかげで完成する幸せの空間。
美味しいをきっかけに人が笑顔になり、その場にいる人たちが仲良く繋がっていく、その光景を見るのが本当に幸せだ。
これから先、多拠点生活が当たり前になっていく世界が広がれば、こうしたゆるく繋がれるコミュニティの存在は大事になるだろう。そして、そのゆるい繋がりを色んな場所で作っておくことが、自分を生きやすくするセーフティーネット的な存在になるのかもしれない。
実験は始まったばかり。
▼今回のお品書き
・まさやんの実家で作ったコシヒカリを土鍋で
・秋野菜と鶏モモの和風ぎゅうぎゅう焼(にんにく味噌だれ)
・豚汁エバンジェリスト特製豚汁
・2種のいくら漬け(塩麴と醤油だれ)
・差し入れアジのなめろう
・秋鮭のアーリオオーリオ
・三五八漬け
・秋茄子のマリネ
・黒龍1升
ありがとうございます。日ごろお世話になっている周りの人たちへの恩返しのために使わせていただきます^^