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say | 英語で学習する特有の目的語の取り方
日常的な英語でよく使う say について、中学で学習する内容を説明しています。目的語に「人」をとるということと、目的語に「人でないもの」をとるということに関連する内容が絡むので、学習をし始めたときに難しい感じがするかもしれません。
ただ、高校の英文法にも使える内容なだけに、中学で使われるシンプルな英単語を使った例文を通じて、「人」と「人でないもの」の区別ができるようになると、先の英語学習に役立ちます。
say | についての目的語
目的語とは、「~を」や「~に」といった当たる部分の名詞(名詞の固まり)のことです。ただ、英単語によっては、この目的語に「人」を表す名詞しか使えない、「人でないもの」を表す名詞しか使えないといった特有の用法があります。
冒頭で、このような内容に関連する内容と書いたのは、say の場合の特有な目的語の取り方は、少し「人か人でないか」と違っています。この say 特有の目的語について、説明をしていきます。
say | 特有の用法
「~を言う/~と発言する」という意味の動詞として say を使うときには、目的語である「~」の部分に置かれる名詞が発言する内容となります。
【例文】
I say hello everyday.
「私は、毎日こんにちはと言います。」
hello が主語である I(私は/私が)の発言内容に当たります。この部分に、発言をする内容が置かれます。
「~に」という日本語に注意
日本語と英語では、何でもかんでも同じというわけではないので、ややこしいところです。「~に」という内容ですが、日本語では英語の動詞の目的語として使われる以外の用法があります。
例えば、A さんに向かって「~」と発言するという場面だと、A さん「に」が、英語の動詞 say の目的語ではありません。
say (発言する)の目的語は発言内容であって、発言を聞く「人」ではないという内容が絡みます。
【例文 2】
I say to him hello everyday.
「私は彼にこんにちはと言います。」
to him が、「に」向かって発言をされる相手ということになります。hello が主語 I が発言する内容ということで、動詞 say の目的語になります。
この発言を受ける相手に、前置詞 to をつけるというのが、学習しはじめに壁となります。
この前置詞の後ろに置かれる語が代名詞のときには、to him のように目的格とします。
そのため、代名詞を正確に目的格にしなければならないので、say の用法にプラスして、代名詞の格変化を覚えておかなければならないので、一苦労があります。
ここまでの内容を押さえることができると、say が過去形になったときは、動詞部分を過去形にするということを付け足せば、さらに理解を広げることができます。
しかし、そのときに say の目的語についての内容と、発言を受ける相手を「to 目的格」で表すという内容につまづきがあると、動詞の規則変化や不規則変化と合わせて、再学習をしなければならなくなるので、苦しくなってしまいます。
論点を分けて整理しながら効率よく学習するためには、まずは say の目的語についての内容と、発言を受ける相手を「to 目的格」で表すという内容を押さえることが重要になります。