whether | 名詞節と副詞節の二通りの使い方を押さえておく
whether は高校の英語で、ときどき出てきます。whether は名詞節という名詞として文の中で働く固まりを形成するときがあります。
また、副詞節といって、文の中で副詞として機能する固まりを作るときもあります。
二通りのパターンがあるので、見極めることが必要なときもあります。
whether | 名詞節としてのパターン
名詞節については、節なだけに、その中に主語と動詞があって、複数の語句からできています。
ただ、その固まりは一つの名詞として機能しています。
このことから、名詞が文の中で、どういったところに置かれるのかを押さえておくと、その名詞の部分に whether の節を当てはめれば良いということになります。
名詞が置かれるところ
・主語の位置
・補語の位置
・目的語の位置
・前置詞の目的語(前置詞の後ろ)
これら四つのパターンが名詞の置かれる位置なので、あとは名詞一語と思って whether の固まりが配置されているのかということを照らし合わせて検討してみます。
自然と意味が取れないときには、いったん落ち着いて文法を使って確認をすると、今後につながるかと思います。
名詞節としての whether の意味は、「~か」です。注意点として、接続詞の or がくるときもあります。そのときは、or の最後までを固まりとして考えます。
「whether SV ~ or ・・・」(SV~か・・・か)で一つの名詞の固まりです。例文で確認をしてみます。
【例文】
I don't know whether the panda will eat the apple or will not.
「私は、そのパンダがそのリンゴを食べるか食べないか分からない。」
ここで、注意は、等位接続詞の or について、文法的に同じ役割を果たしている部分が省略されることです。省略されないときもあれば、省略されるときもあります。
この例文では、or の後ろで、(the panda) will not (eat the apple)という省略が起きています。
whether | 副詞節だと譲歩の意味
副詞節という副詞の固まりが、一語の副詞として働くときについては、譲歩の意味を押さえておくことが大切になるかと思います。
・「whether SV ~ or ・・・」(SV~しようが・・・しようが)
・「whether or not SV ~」(SV~しようがしまいが)
一語の副詞として、一文の中で働きます。また、例文で見てみます。
【例文】
Whether I feel this problem difficult or not, the panda will eat the apple.
「私がこの問題を難しく感じていようがいまいが、そのパンダはそのリンゴを食べるだろう。」
前半部分が、譲歩を表す副詞節となっています。ここが副詞という修飾語句として働いています。今回だと、「the panda will eat the apple」という部分全体を修飾しています。
節が出てくると、一文が長く複雑になるので、リーディングやリスニングで、すぐに内容が分からないときには、原稿を見て文法的に確認を入れるというのも一つの手かと思う次第です。
他にも英語のnote記事がありまして、よろしければご覧ください。
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