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パワハラ上司への静かなる抵抗

正確には、パワハラ常習犯のとある特定の上司から、自分がパワハラを受けないために頑張っているいくつもの対策の話です。

いざとなれば親会社に通報します。

※以下、パワハラ上司が長いので略してパ上(パじょう)としている箇所があります。

キャラ付けが大事①真面目(風)

パワハラ上司に舐められてはならない。決して、何を言ってもいい人間だと思われてはならない。

そのためには、舐められないようなキャラでいることが大事だと思う。というわけで、自分はとにかく真面目風を装うことにしている。人見知りなので第一印象では真面目なように思われることが多い。それを利用している。
どんなに不満があっても返事ははい、承知致しました、とはっきり答える。つまらない人間と思われているくらいでちょうどいい。からかいにくい真面目ちゃんに進んでなりにいく。

そう印象がつけば、いくらパ上と言えど周囲からの目を気にして言動に気をつけるようになってくれる。常習犯なので、パワハラしてもいい部下を選んでる時点で最低なのには自覚がないと思う。

キャラ付けが大事②しごできを装う

実際しごできなんかじゃなくてもいい。ある程度正確に、とにかく速くレスポンスを返す。内心不満しかなくても、パワハラ上司の依頼を最優先に片付ける。異動以後これを繰り返して周囲にとにかくしごできイメージを植え付けた。これはパ上以外の周りが優しくて良い人だから出来たことだ。

そうすると、少しくらい遅かったり出来なかったりする仕事があっても何も言われなくなってくる。真面目アピールと合わさって、速くも出来るけど丁寧にやっているんだという認識になってくる。このように初速からある程度しごできを装うことで、パワハラされにくい人間になることができると思う。

対応①笑わない

パワハラ発言(パワハラ上司は冗談だと思っている)に笑ってはいけない。

パ上がこのラインまでなら許される発言などと舐めたことを考えている物差しを折ってやらないといけない。

発言ラインのセーフアウトを測る物差しを持っているのはハラスメントされる側である。そこを勘違いさせてはならない。

自分が不快に感じた場合、その場の空気感などの茶を濁すためでも決して笑顔を作ってはいけない。私もここで何回も失敗し、後悔している。
心を強く持ち、その発言許してないからなと沈黙で訴えなければならない。パ上以外の周囲はもはやパ上の存在自体がパワハラだと理解しているため、場を味方にすることが出来る。

対応②断ってない風に断る

一旦話は聞く。専門部署に直接聞けよ、とかそんなんネットで調べろよ、てか全部自分でやれよを飲み込んで一旦話は聞く。
その場で内容は理解した→この程度なら分かるがこれは自分では解決できないとやんわり伝えて、フェードアウトして自席に戻る。ここで自分の対応は終わりとして、具体的に担当を振られることを防ぐ。

パワハラ上司はそこから先は勝手に考えて動いてるはずだ。最初からそうしろ。まず近くにいる自分に投げて解決できるなら楽だからそうしたいだけで、初めから専門部署に聞いたらいい話である。
自分はパ上の秘書でもサポート窓口でも生成AIでもQ&Aチャットでもない!そういう業務をするのは精神衛生上良くないので、そういう仕事は断ってない風に断ることにしている。


※少し説明すると、パワハラ上司は直属の上司では無い。
しかし諸事情で現在デスクはパ上の部署の島にある。
業務内容も配属上の部署業務と兼ねてパ上の部署の一部業務を手伝っている形なのと、物理的距離が近いためパ上から指示が飛んでくる。
配属上の部署業務を最優先にしたいが、パワハラを防ぐために優先順位が逆になるという自体が起きている。

パ上からはパ上の部署業務中心に兼務を続ける未来も選択肢にはあるからなどと言われるが、全てパ上のその場の思いつきだし自分の希望は全く考慮されないまま勝手にそいつに都合のいい選択肢を提案されることが本当に不快でたまらない。愚痴だこれ。失礼しました。


対応③プライベートに付け入る隙を与えない

こちらから冗談や軽口は何があっても言わない。
自己開示は最低限しかしない。

パワハラ上司は人を管理下に置くのが大好きなようで、持病の状態について度々詳しく聞かれるが、正直報告なんてしたくない。持病が少しでも良くなったとパワハラ上司が勝手にご判断された途端、自分がやりたくないと主張しているパ上部署の担当量を増やされるに決まっているのである。業務に関わる話かと思い今のところ応じているが、これは配属上の部署の上司に相談してみようと思う。

生活はどうだとか、最近のニュースがどうだとか、そういった雑談でもまずこちらからは話題を振ることは絶対ない。まずそちらには興味がないと、会話を膨らませる気もないと暗に示す。とにかく心の距離を取ることがパワハラを防ぐことにつながると思う。

対策④おじさんがいる飲みは絶対不参加

前段の続きだが、恋人だとかそんな話はもう言語道断の論外である。これはセクハラだが、まずこんな話題が出てくる環境に行かないことを考えなければならない。

これはパワハラ上司のみではなく普段は良い人な他の上司にも言えることだが、酒の場でおじさんと一緒の空間にいるのって個人的には正直かなりキツい。

配属上部署の仕事上不可欠な懇親会は社外との仕事も兼ねているので仕事と言い聞かせて参加する。社内の懇親会はかなり嫌のレベルではないので絶対不参加である。

異動直後の歓迎会の時点で(ここは良識に則り一次会のみ参加した)、お酒をあまり飲まないアピールをしておいて布石とする。自炊中心であること(実際そうでなくても良い)を普段からさりげなくアピールして布石とする。前述までのようなキャラ付けが参加を強制できないキャラとしてここで生きてくる。

メンバーを確認した上で、おじさんのいない労組の会などは参加するようにしている。若手で認識※を毎度擦り合わせておかないとひとりで抱え込んで潰れてしまう。
※パワハラ上司は相変わらずパワハラ上司であるという認識←終わってるよ

何故ここまで気をつけるのか

こんな認識も無くなればいいと思うが、自分は若い女性で、比較的小柄で、大人しい性格をしている。そのため、とにかくおじさんに舐めらたら終わりだと思っている。
パワハラに笑わず茶を濁さないようにするのもそうだ。相手との心の距離を取り続ける。その場の空気より、自分の精神衛生を優先するべきだ。

今回書いている対策を講じている特定のパワハラ上司に限らず、前部署で、またおじさんのみならず20代の先輩にすらハラスメント発言を受けたことは少なくない。その全てをパワハラ上司とする訳ではない。だが一時の発言で、冗談だと思っているであろうその発言で、どれだけ精神が不安定になるか言った側には想像もつかないだろう。

ハラスメント発言を笑って有耶無耶にすると、少なくともその場では、それを冗談として認めたことになると思う。ハラスメント発言自体ではなく、その後有耶無耶にしてしまった自分に対してどれだけ後悔するか言った側には想像もつかないだろう。

つまり(まとめ)

社会人になってから今までの反省を踏まえ、現在自分がハラスメントを受けないように気をつけていることをまとめてみた。
〇〇ハラスメントが溢れて何も言えない世の中などと言っている人は、その言動で人を傷つけているからハラスメントになっているのだと考えたことはないのだろうか。
傷つく側が悪いのか?そんなことは決してない。
前提として、まずハラスメントが起きない世界が理想なのである。気をつける必要がない方が良いに決まっている。

しかし自分は傷つきたくないし、精神的に安定した状態で働きたい。対人で仕事のモチベーションを減らしたくない。
パワハラ上司からの攻撃をどれだけ最小限にし、いなし、自分らしく働き続けるか。これを考えた結果、上記のような対策を講じている。

これからもさりげなく、確実に、パワハラ上司に静かなる抵抗を続けていこうと思う。

パワハラ上司を思い出して不安な気持ちになってしまった方へ

もしこれを読んで人それぞれのパワハラ上司を思い起こさせてしまったらごめんなさい。普通に嫌でしたよね。

自分も、自分のパワハラ上司を思い浮かべ、イライラしながら書きました。
noteを始める以前に、パ上へのイライラが止まらずかかりつけ医に薬も処方してもらったのですが、あまり効果がなく止めました。
考えた結果、言語化してイライラする理由を整理することが少しでも自分への処方箋になると思い、noteにまとめることにしました。
そのような過程で書いた自己満足のnoteですが、万が一自分の取っている抵抗方法が誰かの役に立ったりするかもなとも思います。
しかし、自分が読み返して不安になったり嫌な気持ちが増えたら非公開にするかもしれません。これを読んだ誰かにもそんな思いをさせてしまっていたら本当に申し訳ないです。

初めにも書いた通り、いざとなれば親会社に通報します。
勇気を出す必要があることは重々承知しているので、その時は腹を括っていくと思います。

撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだ。

『大いなる眠り』レイモンド・チャンドラー

てかまずパワハラすんな

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