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アントレプログラム「ARISE」、名経大市邨高で活用。ピッチイベントも実施

次世代コンテンツや教育DX事業を展開する一般社団法人国際エデュテイメント協会(東京都千代田区)は、当社が開発・提供するソーシャルアントレプレナーシッププログラム「ARISE(アライズ)」を名古屋経済大学市邨高等学校(愛知県名古屋市)に2024年4月よりプログラムを提供し、また高校生ピッチイベント「ICHIMURA LAUNCH PAD」を2024年7月12日にNAGOYA INNOVATOR's GARAGEにて開催しました。

「ICHIMURA LAUNCHPAD」とは、生徒がこれまで学習してきたことを振り返り、そして個々人の夢やビジョンをピッチするイベントです。ピッチ者は、立候補した生徒が行い、それ以外の生徒はイベントの企画運営をしながらみんなでイベントを作ってきました。

市邨高校さまでは別でレポートを作成していただいていますので、以下のリンクからご覧ください。

本ブログでは、これまで弊団体がどのような関わりをしてきたのかを以下の目次で紹介します。


1. 高校3年生を対象にソーシャルアントレプレナーシップ「ARISE」を提供

以前のブログでは関東学院六浦高等学校さまで導入事例を紹介しましたが、弊団体の提供プログラム「ARISE」を今年度は市邨高等学校でも導入しています。

対象者は約70名の高校3年生の探究の授業で、高校3年生として最終年としてこれまで学んできたことの振り返り、そして今後の生徒自身の進路やキャリアについて考えていく一年にしたいというご要望を最初にヒアリングし、「ARISE」のプログラムを実施しました。

具体的なテーマは「表現の仕方」です。レトリックの方法やストーリーテリング、ビジュアルエイドなど表現に必要な専門的な知識やアクティビティを行いながら、自己内省した内容をピッチに盛り込んでいくための授業を重ねていきました。

そして、ただ最終成果を校内で発表するのではなく、外に赴いて別の環境でピッチをする機会として市邨高校さまとの相談の結果「ICHIMURA LAUNCHPAD」を開催することになりました。

一部プログラムの資料を抜粋
一部プログラムの資料を抜粋

弊団体のプログラムの特徴は、プログラムのベースはありつつも、先生の皆さまとヒアリングを重ねながら「ゴールは何か」「どのような部分に課題を感じているか」「生徒にとってどのようなアプローチが必要なのか」を見極め、それぞれの状況に合わせたプログラムの提供が可能です。

2. 「ICHIMURA LAUNCHPAD」開催に向けた企画・制作

「ICHIMURA LAUNCHPAD」のピッチイベント開催に至るまでの準備になりますが様々な点において弊団体はこの度運営支援をしました。

イベント当日の実施内容企画

まずイベント当日の内容や進行についても市邨高校の先生方を中心にしながら協議をし、決めていきました。

特設Webページの作成

弊団体にて参加申し込みの受付ができる専用Webページを作成しました。

プレスリリースの作成・配信

また、イベントについての認知を図るためにプレスリリースの作成および配信を行いました。

それぞれいくつかのメディアにも転載をいただいています。

イベント専用のオープニングムービーの制作

イベント当日に使用するオープニングムービーの作成を行いました。
画像の素材やナレーションは全て生徒によって撮影・録音されたものです。

イベント当日の撮影

そして、イベント当日では、生徒とディスカッションに混じるほか、当日の生徒のピッチの様子やディスカッションの様子を撮影しました。

当日イベントの様子
市邨高等学校 若山校長のお話

イベントを終えての学び

本イベントの終了後にアンケートをとりました。結果は参加者の多くが満足であったとの回答が得られました。一方で、比較的低い満足度の回答をした方も詳細のコメントを見ると、自分たちが作ったイベントの運営に対しての改善点や反省をたくさんあげられており、前向きに捉えていることがわかりました。

【良かった点】ピッチの発表の生徒の多くが、自分の意見を大切にし、自分の言葉で伝えれていたこと。ディスカッションで、皆がサボることなく、積極的に参加していたこと。

【改善点】ピッチ、司会ともに話すスピードが早く若干聞き取りづらかった。もっと他人に聞いてもらっての練習が必要だっただろう。それぞれのグループに番号を振ったのに、座席が番号順ではなく、わかりづらかった。もしそうした席配置にするなら、スライドなどを利用して、席の場所をわかりやすくするといいと思う。時間が押しやすかった。発表がかなり長引いた生徒がいた。発表しているとどうしても時間を忘れがちになってしまうが、伸びてしまうとその後の行程にも影響を及ぼす。ベルなどを利用して、規定の時間を過ぎたら、それで知らせれるようにしたらよいと思う。

満足度を5と回答をした方のコメント

その他にも生徒のコメントをいくつかご紹介します。

自分の行動や今までやってきたことが正しいというか間違っていなかったということが再確認できた。

ピッチの人の発表を聞いて、自分も行動しなければならないと思えた

普段知らないクラスメイトの一面を知れてとても影響を受けたから。また、メンターさんからは新しい視点の意見がかけたから。

ムービー班で普段できない動画作りや動画撮影ができたし、ピッチ班の発表から様々な意見を聞き、学ぶことができたから。

皆が見えないところでも努力しているのがすごいと思ったし、自分も頑張らなくちゃいけないと勇気を貰いました。

生徒にとってたくさんの学びがあったことがうかがえます。

市邨高校 佐藤 優馬先生のコメント

生徒たちの熱量に正直圧倒されました。
生徒のプレゼンテーションも、型を学び、フィードバックをもらう中で、どんどん質が高まっていきました。
またプレゼンをした生徒はもちろん素晴らしいのですが、それ以外の役割で参加している生徒の眼差しも、真剣そのものでした。
学校外の素敵な会場で、学校行事にスポンサーがつき、イベントそのものを創り出すという事実が生徒に与える緊張感とインパクトはここまで重要だったのかとこのイベントを通じて私自身も気がつくことができました。
ここまで来れたのは、教員と生徒それぞれに伴走してくださったARISEのおかげだと思います。

市邨高校 矢田 修先生のコメント

アカデミックコースでは社会をつながることをテーマに高校1年生から探究活動に取り組んできました。
これまでの活動を通じて、生徒はそのつながりをしっかりと構築し、社会の一員としての自覚を持つことができました。
そんな生徒たちの姿を見て、閉じられた学校内でその成果を共有するのではなく、もっと多くの人に届けたいという想いから今回のIchimura Launch Padが開催されました。

このイベントを通じて、高校生の3年間は学校が考えている以上に社会にとって大きなインパクトを与える時間であり、その価値を社会と共有することが、より良い未来を構築するきっかけになると感じました。

彼らの表情には、仲間とつくりあげたこの時間に対する充実感を見ることができました。
それは、自分たちの言葉が社会にインパクトを与える力となったこと、たくさんの人を巻き込んで一つのイベントを作り上げることができたこと、社会の一員としてたくさんの大人と繋がれたことなど、ARISEを通じた探究活動のプログラムからたくさんの経験を得ることができたからだと思います。

最後になりましたが、私たち教員も、今回の企画から開催までの4ヶ月間でたくさんの学びを得ながら楽しく活動することができました。この場を借りて、感謝申し上げます。

今後の展望

今回のプログラム提供とイベント開催において、多くの成果が得られました。本プログラムを今後は全国の学校へ展開し、一人でも多くの生徒が将来のキャリアを真剣に考える機会を創出し、また探究学習へ多くの悩みを抱える先生方の一助になるように引き続きプログラムの推進をしていきたいと考えています。

ソーシャルアントレプレナーシッププログラム「ARISE」について

社会課題解決実践ソーシャルアントレプレナーシップ探究プログラム「ARISE」は、自己の興味分野の特定及び社会課題の設定から社会課題解決に向けた現実的なプラン立案までを一貫して学ぶことができるソーシャルアントレプレナーシッププログラムです。学校さまのニーズに合わせてカスタマイズプランもご用意しています。
アントレプレナーシップ教育に興味のある学校さまはぜひお問い合わせください。取材等も受付中です。

お問い合わせ:https://www.iueo.or.jp/contact

<プログラム概要>
収録チャプター:10
最大授業時数:25時間
最小授業時数:2時間

【本件に関するお問い合わせ】

一般社団法人国際エデュテイメント協会
メール: info@iueo.or.jp
電話: 03-6811-1547
HP:https://www.iueo.or.jp/

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