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男子諸君、女子を誘うならこれだ! --- 映画「ブラック・フォン」レビュー ネタバレなし

ちらほらと良さげなレビューが上がっているのを見たので、ホラー映画「ブラック・フォン」を観てまいりました。横浜ブルク13の第3スクリーン13:15の回はほぼ満席。人気あるみたいです。もう真夏みたいなもんですから、ホラーシーズンも早めに突入といった感じですね。

公式サイトにはあらすじがなかったのでWikipediaから引用させていただきます。

1978年。コロラド州のとある町では、子どもの連続失踪事件が起きていた。そんなある日、シャイな少年フィニーは小学校から帰る途中、マジシャンだという黒い風船を持った男に出会う。男はフィニーに「マジック見るかい?」と言ったかと思うと、突然彼を無理やり黒いバンに押し込んでしまった。
気がつくと、フィニーは地下室に閉じ込められていた。その部屋は壁に囲まれ、鍵のかかった扉と鉄格子の窓、そして断線した黒電話があった。すると、その断線しているはずの黒電話のベルが突然鳴り響く。
一方、フィニーの妹グウェンは、兄の失踪に関する不思議な予知夢を見たことから、その夢の記憶を頼りに必死に兄の行方を探し始める。

Wikipedia ブラック・フォン より引用

小学生の兄弟が主人公の所謂監禁脱出系ホラーです。彼らを子役と言っていいのかわかりませんが、主演の二人の演技がとてもよかったです。

さて、見終わって真っ先に思い浮かんだのが私の過去のツイートです。

舞台は1978年ですから私は13歳。主人公は小学生と言っても高学年だと思うのでほぼ同じ年代です。教室の風景はアメリカも日本もあまり変わらないように見えます。今テレビドラマなどで描かれる日本の教室の風景とは大きく違う点があるのですが、どこかわかりますか?それは、座席が2席ずつペアの列になっているということです。今の教室で、2席を並べて座らせている風景は全く見なくなりました。これは多分ジェンダーとかポリコレとかまあ色々理由はあるのでしょうが、個人的には残念な風景だなと思います。

当然1970年代の小学校なんてのはジェンダーもポリコレもない時代ですから、映画の中でも実習の時に先生が「はい、好きな人とペア組んで!」とか平気で言っちゃって、相手がいない生徒はおろおろしちゃったりする。多分今これやったら大問題でしょう。さらに加えて私たちのころは「男女で並んで座る」なんていうルールがあったものですから、これはもう席替えなんてことになれば一大イベントなわけです。ひと学期特定の女子と机を並べて勉強できるんですよ。まかり間違えて好きになっちゃうことだってあるわけです。まあそれが良かったか悪かったかはわかりませんが、私個人としては良い時代だったなと思います。

で、上のツイートなんですが、今思うと非常に恵まれていたと思えるこの席替えシステムの下で、一度も女子に声をかけることができなかった自分が情けない。せっかくの機会をなんとしても活かすべきだった、ということを述べているわけです。まあなかなかいないとは思いますが、もし、この記事を読んでいる学生さんがいるなら、私は君にこそ伝えたい、僕と同じ過ちを繰り返してはいけないと。

たとえ机は1列ずつであったとしても、教室の隅々までよく見てみよう。きっと気になる子がいるはず。もしみつかったなら、すぐにアクションを起こそう。君には時間が無い。人生は短いが、学生でいられる間はもっと短い。

まずその子がホラー映画に興味があるかどうか聞いてみるところから始めよう。ちょっとでも興味を示せばこっちのもの。この映画はホラーと言ってもドン引きするようなグロではないし、エロに至っては皆無だから安心。まさにホラー初心者向き、それでいてラストはきっと君の背中を少しだけ押してくれる。映画が終わった後は現実の二人にも物語の続きがあるような気にさせてくれるはずです。まさに最強のデートムービー。さあ勇気をもって、今から告白の練習をしましょう、繰り返し繰り返し練習です。失敗しても泣いてる暇は無い。またやり方を変えて何度でもチャレンジすればいいんです。自分の彼女は自分でモノにしようぜ。それはいつかじゃなくて、今日!今なんですよ!頑張って彼女作って私の後悔を晴らしてください!

ということで、すっかり映画の話から脱線してしまいましたが、つまり、まあ、そういう映画だってことなんですが…

…あれ?なんだか私、自分の名前忘れちゃったみたいです…。

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