感動を共有したい四十路映画記録 #0010「Host」
amazon prime videoかyoutube上で動画をあさる毎日。
「パラノーマル・アクティビティの製作陣が・・・」の触れ書きを目にし、さっさと再生ボタンを押しました。「パラノーマル・アクティビティ」自体は、私にとって弱トラウマ級で、引き込まれる作品だったのは確かですが、のちに「モキュメンタリー(ドキュメンタリー映像のように見せかけて演出するフィクション作品)」だと聞き、白けました。ただ、ハンディカメラのみで撮影されていたり、今作のZOOMカメラのみ(風?)での撮影だったりには、視聴者を引き込む力があるのだと感じました。
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男女の友人数人がZOOMに集まる。特に説明は無いものの、親しい友人で集まったZOOM飲み会なのかと思わせるが、ZOOMを通しての降霊術するために集まったそう。この催しを先導する霊能者まで呼んでいる。純粋に、気の知れた友人と過ごす時間そのものを楽しみにする者も居れば、もしオカルト用語が出てきたら、カメラに隠れて酒を飲もう(それを通して冷やかす)と提案をする者もいる。発起人である主人公は、あんまり冷やかさず、真面目に取り組んで欲しいと釘を刺すが、始まってしまえば数人が酒を飲み、挙句、架空の人物が見えたなどと嘘の霊現象を話す者まで居る。
霊能者は、嘘をきっかけに「得体の知れないものまで呼び込んでしまったかも知れない」などと言う。最初は物音がしたり、グラスが割れたりするような軽微だったは霊現象は、やがて何者かに部屋の奥まで引き摺りこまれたり、恋人を死なせてしまったり、取り返しのつかない状況になっていく。
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最後まで「パラノーマル・アクティビティ」の製作陣なのだと誤認していたが、作陣は「絶賛していた」だけで、監督含めて製作者らは全然違う方だった。ものの、パラノーマルのように短い時間で惹きつける脚本ということが共通してたし、何がしかの影響は受けている気がする。救われない展開、やらなきゃいいのにという個人的感情は抜きにして、そんな意味でもとても見易いエンターテイメントでした。邦題は「ZOOM 見えない参加者」です。
「デジタルを飛び越えてくる貞子すげえ!」などという感情はどこへやら。