りんごと乙女
心がぐっと持ってかれるような
そんなずるい気持ちを恋というなら。
全然かっこよくないあなたが
大好きな私は、少女漫画では語れないような
ステキなヒロインで。
いつも甘えて来るあなたを
叱らなきゃいけないのに、なんだか悪い気もしない。
いい気にならないでね。この気持ちは
あなたの好きなようにはしない。
待ちきれないって次のページを
急かすこともなく。
このまま最終回が来て
想いを伝えれないままでも
私きっと後悔なんてしない。
チェックのスカート揺らして
あなたのところにかけて行った。
誰よりもあなたが好き。
隣で暇をつぶしてもいい?
隣で本を読んでもいい?
これから先のもう少し楽しいことを
想像して、眠ってもいい?