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君の心を強くする絵本③


チャーリーはどこへ行っても女の子たちから手作りのお菓子やプレゼントをもらっている。いつものように、彼は軽く笑いながら受

け取っている。

チャーリー(お菓子やプレゼントを両手に持ちながら、照れ笑い)

「あー、困ったなー。どこ行ってもこんなだよ。お菓子だらけで… ありがたいけどさ。」

ティモシー(少し羨ましそうに)

「すごいね、チャーリー。人気者だね。」

チャーリー(肩をすくめて)

「仕方ないよね。はは。」

そのとき、ライラがカッコよく動いているのが目に入る。彼女は何かを鮮やかにこなし、素早く動いている


ティモシー(目を輝かせて)

「すごい!ライラ、カッコいい… !」

チャーリー(笑いながら、爽やかに)

「ほんとだ、カッコい~。僕、ライラのこと好きになっちゃったかも。」(明るく笑う)

ライラ(ピタッと動きを止め、振り返って一喝)

「気持ち悪っ!そんなこと言うな!」

ティモシー(驚いて呆然と)

「えっ… !」

マーガレット(冷静にチャーリーを見つめて)

「チャーリー、そんなことを軽々しく言うものじゃないわ。」

チャーリー(軽く肩をすくめて、まだ笑顔)

「えー、冗談だよ、冗談。」

ライラ(いやそうな顔で)

ライラ: 「ふん。」


夜、ティモシーが泣き出す。

ティモシー「じつは、毎日辛いんだ。ほかのことなんて考えられない。元の世界に戻るのが怖いんだ。助けてよ。」

ライラ

「ティモシー、落ち着きな。ここは安心だ。」

チャーリー 「気が上がってる時って、周りの刺激が強く感じるんだってさ!それってストレスの元だよね。だから、心が静まってる状態を保つ

ことが重要なんだよ。集中力も増すし、何より自分が本当にやりたいことに集中できるんだ。」

「ティモシー、リラックスして周囲との関係を円滑にするためにも、心を整えることが大切なの。リラックスした状態を作るために

は、体と環境も整えることがポイントよ。」

ティモシー(自嘲的に)

「僕なんて、どうせ誰にも必要とされてないんだ。そんなのわかってるさ。」

ティモシー(寂しげに)

「僕がいなくても、誰も気にしないんだから。寂しいけど、仕方ないよね… 。」

ライラ(苛立ちを抑えながら)

「ティモシー、お前、いい加減にしろよ。そんなことばっかり言ってると、本当にそうなっちゃうぞ!」

チャーリー(明るく肩を叩いて)

「まずは深呼吸!ティモシー、みんなに必要とされるには、まず自分を信じるところからさ!ほら、笑ってみろよ!」

マーガレット(冷静に指摘して)

「ティモシー、それはただの思い込みよ。感情に飲み込まれているだけ。人間関係って、もっと複雑でしょ?一つのことで全部を決 めつけちゃいけないわ。」

ティモシー(戸惑いながら)

「でも… そんな風に思えないんだ。」

(その時、高僧が通りかかり、全員に向けて静かに話しかける)
 
高僧(柔らかい声で)

「人生や仕事の結果というのは、考え方、熱意、能力の掛け算で得られるものだ。足し算ではない。」

「つまり、才能、能力が高く、やる気に満ち溢れていても、少しでもマイナスな考え方をしていれば、人生の結果は大きくマイナスになってしまうということだ。」
 
ティモシー(驚いて)
「掛け算…?」

高僧(深く頷きながら)

「そうだ。」「つまり、能力が低く、才能がないように見えたとしても、一生懸命に頑張って、前向きに考えている人のほうが、ずっと人生はプラスに向かう。」

高僧(さらに深く頷きながら

「そして、経験を積み、信頼を築き、友情を育むことも貯金なのだ。日々、そうした『貯金』を重ねることで、チャンスが来たときに生かせるのだ。」

マーガレット(理知的に考え込んで)

「経験の蓄積ってことね… 。確かに、苦労して得たものは無駄にはならない。」

ライラ(少し興奮気味に)

「ふーん、貯金か。じゃあ、私たちはもうかなり貯めてるってことだろ?!」

高僧(微笑んで)

「そうだね。ただし、楽な道ばかりを選べば、最後に苦しむことになる。だからこそ、挑戦や困難に立ち向かうことが必要なのだ よ。」

ティモシー(神妙な顔で)
「でも、僕はどうやって… ?」

高僧(静かに続ける)

「自分がどれだけ良い香水をつけていても、肥溜めに落ちればその匂いに染まる。だから環境が重要だ。運を良くするには、運が良

い人、エネルギーに満ちた人と共に過ごすことが大切だ。」

チャーリー(軽く冗談を言って)

「そうそう、だから僕みたいな奴と一緒にいれば、運も上がるってわけさ!」

(明るく笑う)

ライラ(ティモシーを軽く肘でつついて)

「その通りだ!ティモシー、私たちと一緒にいれば、どんなにへこんでもすぐ元気になるって!」

マーガレット(優しくティモシーを見て)

「運や環境も大事だけど、自分を信じることも必要よ。ティモシー、あなたにはそれができる。」

ティモシー(小さく微笑んで)

「… ありがとう、みんな。ちょっとだけ、勇気が湧いてきたよ。」

チャーリー(楽しそうに)

「よし、それじゃあ運を引き寄せて、大きなパーティーを開こうぜ!まずはそこからだ!」

(みんなで笑い合う)

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