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土地測量がうまくいく「ススメかた」【27軒目】

おはようございます!

ブラック企業(不動産)で病んだ私は、
「不動産仕入営業の味方になる!」と決めて
カタカタと、タイピングをしています。

【実績と背景】

  • 3年で100棟の戸建住宅を開発

  • エリアは、一都三県

  • 5社以上の不動産会社に勤務

孤独で、悩める不動産営業に寄り添います。
仕事のヒントを得てもらえたら、幸いです。


今回は「測量」が、テーマです。

測量といえば、日本を歩き回った男・伊能忠敬が有名ですね。

伊能忠敬の測量の旅は、断崖絶壁をのぼることがある過酷なもので「仲間が次々と死んでいった」というエピソードがあります。こう聞くと、いまの測量技術が進化したのは、先人のおかげなのだと実感します。

さて、戸建住宅の開発には「土地の大きさは、どこからどこまでなの?」といった『測量作業』がつきものです。

この測量作業にかんして『うまくいくススメ方のコツ』とか『測量士の考え方』とか『わたしの失敗談とか』をツラツラ書いてみます。(今回は、あらたな試みとして、文章の改行に気を使わずにかきました。)

【確定測量のながれ】

  1. 構造物(塀など)を参考に
    トラバース測量をおこない
    「仮測量図」を作製する。

  2. 「仮測量図」をもとに
    全隣接地からハンコをもらう
    (境界確認書)

  3. 『確定測量図』が完成。

トラバース測量


測量のススメ


先日、この「測量」という作業をススメるなかで、トーシローみたいな失敗をしてしまったんですよね。

なにをしたか?

隣地から要望があったんですけど、測量をおわらせるまえに、その要望を断ってしまいました。

これ、なにがいけないのかというと、、、「隣地から要望があって、測量が完了するまえに断ってしまう」と、測量がうまくいかないケースがあるんです。

隣地が「こちらのお願いに対応してくれないなら、境界を認めるハンコは押さない!」みたいなことがおきちゃう。そうすると、土地の境目(さかいめ)がハッキリしない。つまり、土地を分割できなったりして、プロジェクト自体が失敗するわけです。

測量がうまくいかないって、戸建住宅を開発する側からしたら「死活問題」で、建築できたとしても、家を購入するご家族からすると「隣とモメてるの?」と疑われます。

いいことなんて、ひとつもない。

したがって、測量をススメる順番に、すごく気を使ったほうがよくて、とにかく測量を終わらせるまでは、隣地の要望は断らないのがいいです。

たとえば

あなたが大好物である『奥さんがつくるカレー』が晩御飯だったとき、その日の”お昼”に結婚指輪を失くしたとして「結婚指輪をなくした!」と、すぐに、奥さんに、報告しませんよね?

だって、奥さんの機嫌を損ねて、晩御飯のカレーにありつけないかもしれないから。

もし、結婚指輪を失くしたことを伝えるなら「カレーを食べた後」です。

そのときに言わなくてもいいことって、あって、目的を達成する前に、都合が悪いことを、わざわざ言わなくてもいいんですよね。

しかし、言ってしまいました。相手にとって、都合の悪いことを、ハンコをもらう前に回答してしまったのです。


高級なフェンス


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