育毛剤は成分によって効果が違う~育毛剤の選び方~
こんにちは!
itten cosme(イッテンコスメ)お客様センターの山口ゆりです。
前回に引き続き育毛剤の効果についてお伝えしますが、育毛商品もスキンケア商品と同じくらいたくさんの種類があります。
シャンプーにローション、サプリにエッセンス、育毛ブラシや帽子まで、それだけ多くの人が悩んでいるということですよね。
育毛と言えばCMでおなじみの商品が思い浮かびますが、実は幅広いメーカーから沢山の商品が発売されています。
このたくさんの商品の中から何を使うか・・・
どれが一番自分に効果的なのか・・・
購入する際にはとても悩んでしまいますよね。
実際育毛剤一つにしても、商品毎に配合成分が違っていて簡単に比較するのは難しいです。
そこで今回は育毛剤の成分について、少しでも商品選びの参考になるようにお伝えしたいと思います。
◆育毛剤選びは髪の悩みで見極める
まず育毛成分と呼ばれるものがいくつあると思いますか?
その数はなんと全128種類!
128種類の成分の中から自分に合った育毛剤を選ぶのは至難の業です。
なので、成分を一つ一つ確認するまえに自分の悩みを明確にしておきましょう。
悩みのタイプは大きく分けて3つ!
1.「髪の成長を促したい」
髪は毛根にある「毛母細胞」から作り出され、頭皮の下にある「毛細血管」から栄養を受け取り伸びる仕組みなっています。
髪が伸びずらくなるというのは毛母細胞の動きが鈍くなり、毛細血管の流れが悪くなってしまっているということ。
そんな髪の成長が鈍くなっている方に必要な育毛成分は以下のものです。
・毛母細胞を活性化させる成分(※各メーカーの独自成分が多くあります)
・毛細血管を広げて血行を良くする成分
2.「抜け毛を防ぎたい」
脱毛の直接的な原因は「悪玉男性ホルモン(ジヒドロテストステロン;DHT)」によるものですが「悪玉男性ホルモン」の量自体に個人差はありません。
ではなぜ、薄毛に個人差が出るのか?
それは、遺伝によって分泌量が変わる「還元酵素(5-αリダクターゼ)」の影響。
「還元酵素」は「悪玉男性ホルモン」の生成に大きく関わるため、「還元酵素」の量が多ければ「悪玉男性ホルモン」の生成量も多くなるというわけです。
そんな抜け毛を不正義がい方に必要な育毛成分は
・「悪玉男性ホルモン」「還元酵素」を抑制する成分
3.「健康な頭皮を保ちたい」
髪を育てるためには健康な頭皮が絶対条件。
そもそも、頭皮のトラブルは髪の成長の妨げにもなります。
様々な頭皮トラブルに必要な成分は
・過剰な皮脂を抑える成分
皮脂の過剰分泌によって毛穴がつまり髪の成長を妨げる原因になります。
頭皮には顔の3倍の皮脂腺があるため、べたつきやすく、加齢や生活習慣の乱れななどによっても皮脂が過剰に分泌されるため皮脂を抑える必要があります。
・保湿成分
フケ・かゆみなどは頭皮の乾燥によるバリア機能の低下が原因です。
皮脂は雑菌や刺激から頭皮を守る役割もしているため、少なすぎても良くありません。
なので、乾燥している頭皮には潤いを与えることも重要になります。
・炎症を防ぐ成分
フケ・かゆみなどの頭皮の炎症は菌を増殖させ抜け毛の原因の一つになりかねません。
頭皮にはもともと200種類以上の菌が存在しています。
それらの菌は保湿やバリア機能の役割は果たしているため必要ですが、
それ以外の菌は頭皮に悪影響を及ぼすため増殖を防がなくてはなりません。
・活性酸素の抑制・除去する成分
加齢や生活習慣の乱れよって活性酸素が増えすぎると、髪が正常に作られなくなります。
体内で酸素を消費する際に作られる活性酸素は、体に入った細菌を撃退する良い働きもありますが、溜まりすぎると正常な細胞を傷つけてしまうので除去する必要があります。
◆育毛剤の「有効成分」って何!
自分の悩みやタイプがわかったら育毛剤に配合されている成分に注目!
育毛剤には配合されている全成分の表示が義務付けられています。
購入の際には必ずチェックしてください。
チェックのポイントは「有効成分」
「有効成分」とは育毛効果があると厚生労働省から認められている成分のことで、商品に「医薬部外品」と表記されています。
国から認可されているということで安全性や信頼度も高くなり、副反応が心配な方は「有効成分」配合の商品を選ぶといいかもしれませんね。
ただ、有効成分が多く配合された育毛剤の方がより効果があるわけではないので注意してください。
多くの成分が配合されていることでアレルギーを起こすこともありますし、
症状によっては効果があるものと無いものもあるので「有効成分」を確認して商品を選ぶようにしましょう。
①発毛を促進する成分
センブリエキス・ニンジンエキス・パントテニルエチルエーテル・ペンタデカン酸グリセリド・アデノシン
②抜け毛を予防する成分
t-フラバノン・エチニルエストラジオール・フィナステリド
③頭皮環境を改善する成分
クジンエキス・セファランチン・ジフェンヒドラミン塩酸塩・グリチルリチン酸ジカリウム・サイトプリン・イソプロピルメチルフェノール
※「ポリピュアEX」ブログより引用
◆まとめ
育毛剤を選ぶ時には、まず自分に合った育毛成分を知る必要があります。
数多くある育毛成分の中から自分に合ったものを探すのは大変ですが、自分の髪のタイプや悩みをしっかり把握して、育毛成分の働きを知っていれば選ぶことができますよね。
育毛剤の成分には国から認可された安全性の高い「有効成分」配合の育毛剤もあるので商品を選ぶ時に確認してみてください。
育毛剤の成分によってはアレルギー等の副作用が起こるケースもあります。
自分の髪の症状と育毛成分をしっかり理解して、育毛剤を選んでくださいね!
itten cosmeお客様センター 山口ゆり