本、クレープ、愛がなんだ。
1つ年上のギターの先生が、これ好きだと思うよって言って貸してくれた。貴方の目には私がどう映っているのだろう。
あれから2週間。ふと自分の部屋に、先生から借りた本があることにハッとする。先生と生徒、それ以上でも以下でもないけれど、私の生活に入り込んでくるそれはなんだかくすぐったい。
先生は、俺はこうはならないように生きたい、と言っていた。私はスキナコトためにテルちゃんほどの酷い乱れ方はしないが、似たような部分があると自覚している。だから先生の何気なく放った言葉にノリでも頷きは出来なかった。
愛は、幸せは、人それぞれだ。周りがどうこう言うものじゃない。
愛ってなんだ。愛がなんだ。
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なんだか全然関係ないけれど、ここのところとってもつらくてしんどいから、今日はクレープを食べてもいいかな。私の身体の中を、白くて空気をたくさん含んだふわふわの甘さで、やさしく満たしたい。