いつわり

何かの手違いでばれてほしいんだ。ネットの海に放つことでいつかあなたに。フィクションだったり、ノンフィクションだったり。

いつわり

何かの手違いでばれてほしいんだ。ネットの海に放つことでいつかあなたに。フィクションだったり、ノンフィクションだったり。

最近の記事

好き、でも友達、これで終わり。

全然好きじゃなかったあのバンドのアルバムもいれたし、連絡がマメな人がタイプって言うから得意じゃなかったLINEの返信も早くした。 でも全部全部必要なかったんだ。 あなたは私のことなんてちっとも女として見てなかったんだ。なにが可愛い後輩だ。妹だ。 1人で過ごす時間があると、ふと恋が実らなかったことを思い出してしまう。 今までの思い出を振り返ってしまう。 一緒に帰りたくて、明日に廻してもいい仕事にわざわざ取り組んで残業をした。 まだ一緒に過ごしたくて本当は帰れるのに電車の

    • ホワイトデー、東京駅、雨模様。

      こんなに好きなのは私だけなんだろうな ホワイトデーの今日は、私の感情を映し出すかのような雨模様だ。 14日空けておいてと言われたものだから、服は何を着よう、髪型はどうしようとめちゃめちゃ楽しみにしてたのに、どうやら日付間違いだったみたい。日曜か金曜がいいと言われて、なんだか休日をあげるのは悔しくて仕事終わりの金曜夜に会うことになった。 いつもどおり、仕事が終わらないとのことですこし待たされ、私は人より時間に寛容なタイプだけれど、今日ばかりはちょっと寂しかった。だって数日

      • 深夜、煌めき、幸せって。

        深夜はなんだかナイーブになるねぇ とあるお気に入りの女の子が私に向けて紡いでくれた言葉。 ”自分のこと大切にして、幸せになれますように” 自分のことを大切にしよう、なんて、あまりに当たり前のことすぎて考えたこともなかった。 わたしはなにかを好きになるとあまりに熱中しすぎて、好き好き好きモードになってしまう。それは勉強しかり趣味しかり、時には異性であり。そんなモードのわたしは、きっと、振り返ってみても自分を大切にできていない。 例えば、ちょっとしたら電話するね、と事前に

        • 本、クレープ、愛がなんだ。

          1つ年上のギターの先生が、これ好きだと思うよって言って貸してくれた。貴方の目には私がどう映っているのだろう。 あれから2週間。ふと自分の部屋に、先生から借りた本があることにハッとする。先生と生徒、それ以上でも以下でもないけれど、私の生活に入り込んでくるそれはなんだかくすぐったい。 先生は、俺はこうはならないように生きたい、と言っていた。私はスキナコトためにテルちゃんほどの酷い乱れ方はしないが、似たような部分があると自覚している。だから先生の何気なく放った言葉にノリでも頷き