【 創作墨字 しょうおう 】お互いに照らし合う宇宙の中の小宇宙(地球人)たち。
「照応する光と青」転じて「お互いに照らし合う宇宙の中の小宇宙(地球人)たち」
真っ暗な底無しの宇宙に光が差込み青く照らし出される。宇宙の中では、自分の中に小宇宙を持つ地球人がお互いに照らし合い、自由にたゆたう。ひいては、お互いに照らし合うから光をみつける。小宇宙こそ青であり光であり、見つけ出すのはお互いに照らし合えばこそ。
同じゆめのさんの絵から3作目(青宙もいれたら4作目)です。
前回【 創作墨字 ヒカリエ 】の記事をアップしたところ、庵忠 茂作(あんちゅう もさく)さんが引用して記事を書いてくださいました。
そもそもヒカリエの記事のコメント欄に残していただいたので、これはもう一個作れるな〜と思っていた矢先でした。
古代ギリシアの考えに照応理論というのがあるそうです。
人間の身体を小宇宙(ミクロコスモス)に見立てて、大宇宙(=宇宙、マクロコスモス)に対応しているとする古代ギリシアの考えを照応理論といいます。そして、知者の精神は宇宙のように広大であり、小宇宙であり、大宇宙でもあるって。
人間は小宇宙であり、自由意志によって望むものになれる。能動的に人生を作り、楽しめるとピーコさんが著書に書いているそうです。当時は自由意志を持っているから罪が生まれると考えられていたなか、先進的な考えかたをしていたのですね。(ピーコ談義はコメント欄で語られていますのでリンク先のお代官の記事をご覧ください。楽しいです。)
ルネサンス期になると、ジョヴァンニ・ピーコ・デラ・ミランドラは、人間は小宇宙であり、その中にはこの世界のありとあらゆるものが含まれている、と考えました。ルネサンスを代表する哲学者ピーコは、神は人間を束縛しないので、人間は自由意志によって望むものになれる、と著書に書いています。つまり、自分で能動的に人生を作り、楽しめる、ということ。
今の時代ですから、みなさんは「そんなの当たり前」って思うでしょうが、中世キリスト教世界においては、「自由意志を持っているから罪が生まれる」と考えられていたんです。ちなみに、ピーコは北イタリア・ミランドラ公国の領主であったピーコ家の生まれ。教養豊かな母の手で育てられたピーコは母の死後、フェッラーラでアリストテレス哲学を学びます。そして、31歳でメジチ家の手先となった秘書にヒ素を盛られて命を落とします。
【 創作墨字 しょうおう 】お互いに照らし合う宇宙の中の小宇宙(=地球人)たち
光り輝く「光」と見つけるの「見」の足の部分、「宙」の作りと「自由」の「由」を「中」に変換し組み合わせて光辺としました。つくりは「青」と「互」に「照」の「もえさかる火を表したれっか」を採用しました。
>お代官、いつもありがとうございます!奥深く考察、感じ、自然と人間はやはり共生すべきもの、そもそもがそうなんだという思いがいっそう強くなりました🤗
>まつおさん、しつこくてすみません💦 もう一個同じ絵から発展させていただきました。最終日ですね。まだ拝見していない記事もあるのでじっくり拝見させていただきます。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございます! これからもていねいに描きますのでまた遊びに来てくださいね。