光
どうにかしたい思いや感情があるとき
ぶつけるか、吐き捨てるか、
どうするかの選択肢がいくつかあって
僕はよく、ぶつけてしまうんだけど
ぶちまけてしまうが、正しいかな、
どっちかというと、ひとりよがりの自慰行為に近い、
相手のことなんて考えられないくせに
相手に自分のことを考えて欲しいと主張する、
赤ん坊みたいな表現
今間違えたら、結構ダメなのに
間違えそうになる
必ずしも正解を選べる人生ではないけど
今は正解と思ってしまうことがある
それって後から見たら間違いに見える
全部基本的には、
後から見たら間違いに見えるんだけど
だから、後悔するし
人生は前しか向けないんだけど
でも、やっぱり
間違えたくないと思ってしまって、
この感情は、
この掃き溜めに詰まった髪の毛の塊のような
醜い感情は、
さっき頭についてた時までは、綺麗とか、可愛いとか
言われてた髪の毛で
吐き捨てるだけで汚く見える
でも、誰かに届けば届くだけ
その人の心で美しく光る
それを夢見て吐き捨てる
君にとどかなくとも、
いつか届く日を願って
あなたの心を光らせる、恒星になる言葉を
選んで選んで、吐き捨てて、
宇宙の塵みたいな表現を続ける
それがあなたに照らされて
星のように輝き、
あなたに照らされる朝は心地よく
あなたに照らされない夜には眠るが、夢は続き
夢の中から出られなくなっても、
別にいいと思える
そうやって巡り巡って
自分に影響したい、あなたに影響したい
そうやって、そうやって今生きる意味を選びたい
後ろを見る暇もないほど、
まっすぐ光に向かって光りたい