大事なことはいつも
どうしても何とかならないことがあるし
どうしてもうまくいかないことがあるし
どうしてといつも思ってることがあるし
どうにかしてといつも願っているけれど
どうにかしようとしたことは一度もない
それが空とか海とか心とかって喩えられて
コーヒー飲む時にいつも思い出すんだけど
苦いか熱いかで言ったら苦しいが正解で、
好きか嫌いかで言ったら
嫌いになれないが正解
そういう毎日に振り回されるのは
僕が人だから、
あなたが人だから
おかしくない、人と違くない
薄暗いのは普通で
そこに向き合わず目をやらないのは
夜が怖くてトイレに行けない子供と同じ
薄暗いから悪いことなんて一つもない、
悪いかどうかなんて僕もあなたもわからない、
心が何か優しさが何か普通が何か
両手から溢れる黒くてどろどろで少し綺麗な塊
どうにかして飲み込んでるんだけど
ゲップをすればその味が
酒を飲めば吐いちゃうし
食べ過ぎると苦しいが、
今日も生きてしまう
「人は見た目じゃないよ、中身だよ。大切な人のために誘惑に勝てるか、人の幸せを願えるか、ただ目の前にいる人の笑顔を想像して、自然と笑顔が溢れるような素直さがあれば、どこか儚い笑顔が顔にくっついて離れない、いつしかその笑顔が大切に思えてきて、見た目がよく見えるんだよ」