令和6年介護保険法改正審議から。
みなさん、おはようございます。
エデュケアの山村です☺
土曜日は、学校法人の方のオープンキャンパスでした。ありがたいことに今年も多くの方にご参加いただきました。本当にありがとうございました!!
コロナ禍ということに複数に分けて説明会を実施させてもらいました。写真は最後のエンディングムービーの様子です。
さて表題の通り24年度改定の議論が始まってきました。令和6年介護保険法改正審議です。
先日の8月25日の介護保険部会で示された論点でも『定期巡回・随時対応型訪問介護看護と夜間対応型訪問介護など、機能が類似・重複しているようなサービスの位置づけについてどのように考えるか』といった議論が始まりました。
そして何と言っても今回のテーマの一つが、介護サービスの統合再編です。定期巡回・随時対応型訪問介護看護と夜間対応型訪問介護の一本化になることが予想され、療養通所介護と看護小規模多機能との一本化などもあります。
これまで一度たりとも起きなかったような、極めて稀な事態の大改正ともなりうる令和6年介護保険法改正審議になっていくでしょう。これからの4ケ月間、しっかりと審議内容を見極める必要があります。
12月には、審議会の意見が取りまとめられ、年明けの通常国会に改正介護保険法案が提出されます。私としては、議論の中の内容を日音いて考えてみると、令和6年介護保険法改正と介護報酬改定での注目点としては以下の項目が挙げられます。
ケアプランへの自己負担の導入
訪問介護、通所介護の軽度者を総合事業に移行
自己負担2割対象である年間所得を280万から200万に引下げ
老健、介護医療院の多床室料を全額自己負担へ
→特養との価格差の拡大で長期滞在型老健のモデルが崩壊区分支給限度額の特例対象加算の見直し
→定期巡回、小規模多機能の報酬の引き下げ通所リハビリテーションの月額包括報酬への移行
介護保険負担年齢を30才に引き上げ
大規模化策による小規模事業所報酬の引き下げ
既存の介護サービスの統合再編成
処遇改善加算等の統合、つまり一本化
LIFEの更なる位置づけの強化と新システムへの移行
介護施設の配置基準の緩和と介護補助者の位置づけ
大改正の予感しかありません。そして決まったのは、自己負担額が増えることにより、サービスに意味づけを行い、必要とされるための施設づくりができるかです。
これができないと、少しずつ淘汰されていくのでしょう。じゃあ何から行えばいいのか、それらの内容を今後は発信していくつもりですが、今更制度を自分一人で読み解くのはかなりの至難の業です。
業界の方々と協力して、地域や業界に価値や有意義な情報を発信していきます。
ではまた✋