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処遇改善加算、一本化へ
みなさん、こんにちは。
エデュケアの山村です。
さて、この半年間ほど、私も一部関わらさせていただいている全国介護事業者連盟でも最重要テーマとして取組んできた要望活動がついに政府方針として表明されました。
処遇改善関連加算の整理•統合が実現すれば、介護•障害福祉事業者と、現場で働く職員の誰もが喜ぶことです。
しかしながら、後は統合の進め方です。これは簡単ではありません。曖昧な箇所をきれいに整えていく必要があります。
特に、最初の処遇改善加算は制度発足から10年以上が経過し、現場での職員の入れ替わりも多数であり、職員への分配が複雑化しており詳細把握しきれていない法人も多数かもしれません。
また、特定処遇やベースアップ加算はそれぞれ目的や建て付けも異なります。
重要なことは、
・主旨である職員の処遇改善をベースアップ含め確実に実現すること
・職員の専門性に応じた処遇改善へと繋げること
・制度をシンプルにし、職員に伝わる目に見える改善とすること
・介護現場の書類負担を軽減し、ケア時間を充実させること
・ケアマネジャーなど加算支給されていない職種にも配分出来るようにする
といったところでしょう。
とにかく大規模な24年改定。23年は、情報戦です。ここにアンテナを張れるかどうか、そして戦略的に拡大か、縮小か、二極化されていくことでしょう。
そして戦略拡大であれば業界動向を視野に入れ、今後3カ年で展開すべき事業を策定事業規模拡大に向け、
①中期経営計画の策定
②組織体制の見直し(マニュアルやガイドライン策定で質の均一化)が良いでしょう。
また縮小であれば、
・市場規模に合わせた定員設定
(市場調査を基に今後の予測値を推計)
・財務基盤の安定に向け、経営数値管理体制の強化
・職員の対応力の向上(個のスキル、対応力を重視)
が必要になっていくでしょう。
ではまた✋