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自立支援の根幹とは。
みなさん、おはようございます!
エデュケアの山村です☺
ゴールデンウイークいかがお過ごしでしょうか?私は個人的に色々と整理することができ、仕事もプライベートも大変充実しておりました☺
特に読書に関しては、かなり進み、復習にもなりました📚さて介護福祉経営の本を半分ほど読んでいたのですが、改めて自立支援の重要性を感じてます。
それはご利用者様にも短期的、中期的な目標設定をきちんと明確化し、伝えていくことが重要だと考えます。
例えばですが、あるお年寄りのおばあちゃんが3ヶ月ほど骨折をしてしまい、リハビリ、生活をもとに戻すために施設に通い始めました。
さてそこであるセラピストがヒアリングをした時のセラピストの対応と想定します。(最初のアプローつ方法と私はお伝えしております)
Aのセラピスト
「おばあちゃん、これからリハビリ頑張ろうね!お家に早く戻って、生活できるといいね!」
皆さんは、ご利用者の方が、リハビリを頑張れると思いますか!?
Bセラピスト
「おばあちゃん、今日からよろしくお願いいたします。ところでおばあちゃんは、リハビリを頑張った後何がしたいですか?「○○したいな、こんなことはできないかな」と思うことありますか。それが叶うようにサポートします。」と希望を聞く質問をします。
皆さんがご利用者の立場でしたらどっちのセラピストがいいですか?Bだと感じるでしょう。
Aのセラピストは、本人の希望を聞かずに簡単に言うと「やらされ感」を感じますが、Bのセラピストは本人の希望に寄り沿うことができています。そしてその後のプランもより具体的に計画が立てれると思います。
一人ひとりの人生に対して尊敬が有るかどうか、込められているかどうか、でもあると思います。それが私は自立支援の根幹だと感じます。
もしかすると、最初のアプローチの仕方で事業所での生活も違ってくるということです。そしてA・Bセラピストがいますが、その後の対応についてです。対応の仕方もかなり異なると思います。
Aのセラピスト
本人の要望を聞いていないため、おそらく計画も薄い内容ですので「リハビリを頑張る目標として一週間に○回マシーンをつかう筋力トレーニング・歩行練習」になるでしょう。
Bのセラピスト
本人の希望を聞いてみると「お孫さんに自分の畑で作る野菜を食べさせたい」パターンだとします。そうすると色々予測ができます。
お孫さんに野菜を食べさせるためには、土の上で歩けるようにならないといけないから実際の畑に連れて行く(目標達成のために現地へ行ってみる)
土を耕さないといけないので鍬を持たせたりする、筋力低下の可能性もある
家から畑までの距離を調べる
等とどのような目標を設定するか、チームで共有するかを工夫し、現場の活動量、ケアのアプローチは全く違ったものになります。
Bの長期目標でしたら「自分の畑で野菜を作り、お孫さんに食べさせる」です。そしてそのために
○メートル2ヶ月後までに歩けるようになる
3ヶ月後畑を耕せるために○キロの○○を持つことができるようになる
といった短期目標ができるわけです。ご利用者本人も頑張れるのではないかと思います。
そしてそれをご家族にも共有し、サポートしていただきます。
事業所側も多職種連携し、目標を共有し、その人がその人らしい暮らしをサポートする仕組みを作り実行する。それが介護福祉事業所の役割であります。それが積み重なり地域が良くなります。
いかがだったでしょうか?さあ本日も出張ですが、明日の介護福祉事業所が良くなるために本日も微力ながら活動していきます!
ではまた✋