『グラマトロジー』読書会・メモ

友人の森脇透青(京大・デリダ研究)と行なっている『グラマトロジー』読書会についての、個人的なメモ書き。


1、『グラマトロジー読書会』とは?

もちろん私はここで手放しで「沈思黙考」を賞賛したいのではありません。また、自分を語る言葉を抑圧しろ、と言うわけでもありません。私が考えたいのは、むしろその「あいだ」なのです。「考える」ことと「手を動かす」こと、「読む」ことと「書く」こと、「自己表現」と「他者理解」が、いかなる関係を実際には結んでいるか、なのです。理論と実践、能動と受動、自己と他者はどのように絡み合うのでしょうか。この伝統的でも現代的でもある問いの深淵に立ち会った哲学者として、私たちは——今さら——ジャック・デリダを召喚したいと思います。(森脇透青「「読む」とは哲学的にいかなることなのか?——デリダを読む会のお知らせ」)

2020年8月、友人でデリダ研究の森脇透青と『グラマトロジー読書会』を立ち上げた(詳細は、こちらを)。

森脇(私)による講義形式(レジュメ配布・レジュメ読み上げながらパラフレーズしていく)。質問の時間を途中途中で設けます。基本私が喋る形式です。友人の文学研究者の松田樹さん(神戸大)に「協力」として入ってもらいます。(森脇透青「「読む」とは哲学的にいかなることなのか?——デリダを読む会のお知らせ」)

上記の通り、基本的に発表は彼に任せっきりで、私は参加者の一人に徹しているが、そこで出てきた論点を棚上げにしておくのはおしいと思い、メモ書き程度に本欄を作った。時間があるときに、メモしているものをupし、適宜補足していく予定。

2、20/12/26、『グラマトロジー』第一部総括・年末報告会

20年12月26日は、『グラマトロジー』第一部が終わるので、変則的ではあるが、森脇ではなく参加者が登壇する会を設けた。私を含めて、4人が発表を行なった。

当日は、私は、このような発表を行った。その際出てきた論点も、また時間があれば、ここにメモしていくかもしれない。

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