【お久しぶりの、その続き】自分から動いて生きたい。コロナ渦中と精神疾患と。
こんにちは、いつきタオルです。
みなさん、お元気でしょうか?
7月には落ち着くと言われていたコロナウイルスは、まだまだ世の中の中心にいますね。
今年の梅雨は雨がよく降るなと思っていたら、西日本での豪雨災害…。
コロナを含めた、
さまざまな災害に見舞われた皆様には、
謹んでお悔やみ申し上げます。
『弱り目に祟り目』
(被害や不運が重なること)
この言葉は、今の世の中のためにあるのではないかと思えるほどのニュースに、心が痛む日々を過ごしている私です。
さて、前回のnoteから1ヶ月も経ってしまいました。
※前回の記事『【お久しぶりです】3ヶ月、更新を止めていて思ったこと。コロナ渦中と精神疾患と。』が気になる方は私のページからどうぞ↓
https://note.com/itsuki_taoru/n/n1934c1f3c290
「よし!書くぞー!!」
と気合を入れすぎると、双極性障害の『躁』になりやすいので、
「時間があるときに、ゆっくりと」
と緩やかな気合いを入れ、
「なにをどう書こうかな」と考えていたら、
更新せずに1ヶ月が経ちました。
更新を待ち望んでいた方がいましたら、
大変お待たせしました。
また、読んでくださりありがとうございます。
今回は、コロナ渦中にした就職活動のこと、
これから目指していきたいことについて、
ゆるくザックリと書こうと思います。
前回と同じように、
長くなりそうな予感がするので、
目次を作ります。
お時間があれば、お付き合いください。
就職活動に至るまでをザックリと
前回のnoteで話しましたが、
私には双極性障害(躁状態とうつ状態を繰り返すもの)があり、
2020年1月から休職しておりました。
休職した理由の1つは、
主治医からの「通院しなくても大丈夫」という判断をもらえたこの機会に、
一度ゆっくり自分の体調を見つめ直して、
改善していきたいと考えたからでした。
そうして、試行錯誤の日々。
睡眠時間、食事を含めた生活習慣を見直すところから始め、
「1日1回は気分転換のために外へ出よう」
など、自分の気持ちを切り替える方法も色々と試していきました。
2月に密かにしていた
noteの毎日更新もその1つでした。
「症状がほとんどなくなり、落ち着いた日常を送れている」
そう実感できた私がふと感じたのは、
症状がほとんどないこの穏やかなまま、
仕事を再開できそうな気がする
という少しの自信でした。
それに、そろそろ私が稼ぎ口を見つけないと、
家計が火の車になってしまうという
現実問題も出てきたのもあります。
やりがいのある仕事を見つけて、
これからの人生、もっと豊かなものにするための一歩を踏み出せる時が来たと、
ムクムクと、でも緩やかなやる気が出てきました。
それが、2月末のこと。
日本でコロナが猛威を振る舞う前のことでした。
コロナ渦中の就職活動
久しぶりに取り戻した自信とムクムク育ったやる気を持って望んだ就職活動…。
行動を移す前に私が一番気になっていたことは、
『自分の双極性障害を伝えるか』
ということでした。
精神疾患があるということに対して、
まだ後ろ向きに捉えられてしまうことが多い、
今の日本。
伝えるか、伝えないか…。
どちらを選ぶか悩みました。
インターネットで調べてみると、
『ほとんど症状もなく落ち着いている寛解状態ならば、伝えなくても大丈夫』
という情報を発見。
「それなら通院していない今の私なら、
伏せて就職活動をしよう」
と決意しました。
決意を胸に、リクルートサイトなどで調べ、最終的に受けた会社は5社。
結果は惨敗でした。
1社は書類審査で、1社は実技試験で、1社は面接で不採用となり、
もう1社は面接する日取りが決まっていましたが、「コロナウィルスの影響で当面の間は募集を停止する」
とのメールが来まして…。
ムクムクと出てきた私のやる気と少しの自信は、
あっと言う間にしぼんでいき、
「私には、まだ難しかったのかな…」
とマイナスな考えを巡らせる日々。
就職活動を始めて1ヶ月半が経とうとしていました。
いつものようにリクルートサイトを見ていたある日、
1つの募集を見つけました。
それは、自然食品などの販売員の仕事。
私は、ほぼ独学で食養を約1年間続けていて、
「今よりも食の知識を身につけたい」
とずっと考えていて、
「もし、ここで働くことができたら、もっと知識を得られるかもしれない!」
と思い立ち、すぐに応募ボタンをクリックしました。
すると、書類審査→面接とトントン拍子に話が進み、
無事に採用してもらうことができました!
「これで私も働ける!!!」
と涙が出るほど嬉しい気持ちと、
「約4ヶ月ぶりの仕事…体調を崩さずに、続けられるだろうか…。」
という緊張感にも似た不安な気持ちの混ざり合った
なんとも言えない心持ち。
それでも、仕事をできることが決まったことで、
しぼんで小さくなった私のやる気と自信は、
またムクムクと戻ってきました。
それが、4月末のことです。
仕事を再開してみて
私が今回採用されたのは1日8時間で週3回のパートで、
『体調を見ながら働ける量』
としては程よいものでした。
仕事を再開してみて、一番おどろいたことは、
『自分の体力のなさ』
でした。
はじめは、レジ打ちなどの接客や商品の陳列を、
少しずつ教えて頂きながらの業務で、
言ってしまうと、簡単な作業でした。
ところが、約4ヶ月もの間ほとんど外出せずに過ごしていた私は、
自分でも思っている以上に筋力がなくなっていたのです。
商品を運んだだけの腕や、
ただ立っていただけのふくらはぎなど、
身体ぜんぶが筋肉痛にもなるほどでした。
「まだ20代なのに…」
と自分を情けなく思う反面、
「何かの、誰かの、役に立てている」
と感じられることで、清々しい達成感が心に満ちていくのがわかる日々でした。
その満ちていく感覚は、今も変わらずにあります。
レジ打ちや接客に慣れてきてからは、
取り扱う商品の知識をコツコツと身につける業務に移りました。
「食養につながる食の知識を得たい!」
と考えていた私は、
目の前を飛ぶ虫をすばやく食べるカメレオンのように、
知らない商品の説明に食いつき、
それこそ飲み食いするように知識を身につける姿勢でした。
お米の正しい炊き方、
納豆とぬか漬けの相性の良さ、
健康になるための食べ方と生活習慣…。
目から鱗の情報ばかりで、
メモを取るだけで必死でした。
仕事終わりにメモを見返し、
身に付けた情報を持ってお客様の対応をすることで、
自信もつきやる気も出ていきました。
ある日、片付けをしていた店長が
「タオルさんみたいな若い人にも、こういった正しい食の情報が届けばいいのにね。」
と言っていたのを耳にしました。
それを聞いて、
「そっか。私は食養をしているから、食の情報に敏感だけど、
そんなに興味のない人たちの所には届きにくいよね。」
「……なんか、もったいないな。」
と、心に引っかかる気持ちが生まれました。
今の私にできることってなんだろう
引っかかった気持ちは、日を重ねるごとにふくらんでいき、
「若い人にも、健康を考えるキッカケを私から発信できるのか」
という考えに変わっていきました。
そこで、
「もし、情報を発信するなら、今の私にできることは?」
を考える前に、
自分で自分を分析してみることにしました。
(ここまで読まれてきて気づかれた方も、いるかと思いますが)
私は、女性です。
私の人生ザックリ略履歴は、
メンタル不調となって10年。
双極性障害と診断されて2年。
食養と出会って1年半。
通院をしなくなって8ヶ月。
日を重ねるごとに、
心も身体も改善されていく。
今の私にとっての生きる糧となりつつあることです。
それから、私には夢があります。
自分の子供を産み、育てることです。
精神疾患を持った人は、自律神経やホルモンバランスが乱れやすいので、
一般的な妊婦よりもリスクのある妊婦になる可能性があるそうです。
それでも、私は子供を産み育てたい。
幸いなことに結婚相手もいて、
「子供ができたら、一緒に育てよう」
と言ってくれています。
最後に、日々の食事はもちろん食養を気にかけています。
食養を考えて作る私の料理は、
満足感がほしい彼には物足りなく、
「どうしたら、食養と満足感の両方ある料理になるだろう。」
と、試行錯誤しながら作っています。
ああでもない、こうでもないとやることは、
私は苦痛とは感じず、むしろ、やりがいすら感じます。
だって、1人で健康になるより、
2人で健康になった方が、きっと楽しいから。
以上、ざっくりした分析をしてみました。
うまくまとめようとすると、
・まずは、自分の健康を。
・つぎに、彼をふくめた周りの人の健康を。
・そして、未来の子供のための健康を。
になるのではないかと思います。
「試行錯誤している私のレシピと、
職場や本などで学んだ食養の情報を、
発信していけばいいかも。」
それが、私の出した考えです。
店長の「若い人にも届けば良い」という言葉も加えると…
Twitterだけでなく、
より多くの人の目に触れる
Instagramでも発信してみます。
※Instagramのアカウントは、1週間以内に作る予定ですので、
私のページから見ていただけると嬉しいです。
もう少しお待ちください。
→(2020.7.30追記)
やるやる詐欺みたいになってしまいましたが、
やっと、Instagramアカウント開設しました。
↓
https://www.instagram.com/itsuki_taoru/
続けられるかはわかりません。
発信することで、
双極性障害の症状がどうなるかわかりません。
それでも、
ゆるやかに続けていけたら、
生きる糧が増える気がするのです。
そうして生活は続く
今日も私は、仕事へ向かい、
ソーシャルディスタンスを保ちながら、
お客様の健康を願い接客をしています。
…ときれいに締めくくりたかったのですが。
実際には、
やっとの思いで日々の業務をし、
商品についてなんて、常連のお客様に教わるようなこともある…。
まだまだです。
これからも、
自分の体調をそのままに保ちつつ、
励んで笑顔で仕事をします。
健康とは、
生きていく上で、お金よりも大切なことだと、
私は思います。
でも、健康健康と縛られすぎてしまうのは、
きっと窮屈な人生になるだろうとも思います。
矛盾ですね。
それでも、私自身のために、
そして誰かのために、
今できることをやってみたい。
学び始めて日の浅い私がする発信は、
正しさに欠け、間違えていることもあるかもしれません。
それでも、やってみたい。
続けてみたい。
そう思えるだけで価値があるのではないかと、
今は信じたいです。
1ヶ月後、半年後、1年後…
今の世の中がどうなっているか、誰にも予想できないのではないでしょうか。
もしかしたら、明日、コロナウィルスが全てなくなり、
マスクを外して大きく息をして、
みんなで抱き合い喜ぶ日になるのかもしれません。
そんな可能性と同じくらいでもいい。
私の発信を見た誰かの健康を考えるキッカケになれたら…。
最後の最後に、
私が尊敬する星野源さんが言われていた言葉を、
これから動き出す私へのエールとして、
ここに書いておきます。
これから問われるのは、どう生きるかだと思います。
自分がどう思うか、何をしたいか、
どういう人間でありたいか。
人に何を言われようが、世間がどうあろうが、
自分にとっていい生き方をちゃんと探していかないといけないよなと思いますね。
______星野源(AERA20.7.6号より)
たくさんの想いを持って、
今の私にできることをして、いきていきます。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
" 細く長く、すこやかに "
(2020.7.13)
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