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1.歴史を学べば現代が見えてくる
こんなものは歴史ではない
このノートでは、若い方向けに世界史を語ります。現在を「生きづらい世の中」と考えている方は、ぜひお読みください。
学校教育の賜物で、多くの方が「歴史は退屈なもの」と考えています。
世界史の先生が、例えば「トゥール・ポワティエ間の戦い」について説明するとします。
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起きた年は732年。フランス西部のトゥールとポワティエの間で、フランク王国とウマイヤ朝の間で起こった戦い。
ひたすら「眠い」ですが、人として当然の反応です。こんなものを覚えても意味がないからです。
人は生きるために生きていますので、いま必要なければ、人は興味を持てません。いまおなかが空いていなければ、人は食べることをしません。
しかもこの「説明」は、でっち上げの可能性もあるのです。
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歴史は英語でヒストリーですが、His-story、つまり勝者の物語ともいえます。
わたしが時の権力者なら、自分に都合のいい「歴史」を書くよう命じるでしょう。男前で勇猛果敢、などです。当然、負けた戦は記録に残しません。
また、ヒストリーとストーリーは語源が同じです。
つまり、「歴史」を書いた歴史家も、わたしたちが考えるような正確な歴史を書こうとはしていなかったのです。
歴史を学ぶ意味
歴史を学ぶということは、「知識(インテリジェンス)」を詰め込むことではなく、「叡智(ウィズダム)」を得ることです。
現在は、「歴史」の積み重ねによって成立しています。生きづらい思いをしている方は、現在だけを見ていても「なぜつらいのか」の理由がつかめません。比較対象がないからです。
つらい理由は、単純に世の中が狂っているからです。
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世界が狂っている理由は、画像のようなオカルト思想が現在まで脈々とつづいているからです。
オカルト思想は、世の支配に役立ちます。もちろん叡智なので、学校などでは教えません。わたしが世の支配者なら、都合のいい「歴史」のみを伝えるよう、世界中の教育機関に命令するでしょう。
つまり、世界史の先生は、大なり小なり、わたしたちに「嘘」を教えているのです。
先生はもちろん、嘘だとは思っていません。そしてなぜ、無料の義務教育制度が世界中に確立しているのでしょうか。
親から子供を引き離し、国家が自分たちに都合のいい教育をするためです。
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このノウハウは、有名な古代ギリシャの哲学者プラトンが『国家』で示しています。
親といる時間より学校にいる時間のほうが長いのです。あらためて考えてみると、明らかに異常でしょう。
ついでに義務教育は、本来必要のないものです。キリスト教圏では、聖書が唯一の教材でした。それで立派にやっていけたのです。
狂った世の中で「勝者」になるつもりなのであれば、狂った世の中を受け入れ、暗記また暗記の受験勉強をする必要があります。
勝つつもりがないのであれば、勉強よりほかのことに時間を割けるでしょう。
このように、世の中のシステムを知ると、中途半端に流されることはなくなります。
オカルトを知ることは「いま」を知ること
歴史は物語と先に書きましたが、正確な「歴史」は、やはり残さなければなりません。
なぜなら役に立つからです。「歴史は繰り返す」といいますが、だれがどのように勝利したのかを知れば、世の支配者は同じようにやるでしょう。
その真の歴史は、厚いヴェールに覆われています。世の支配のためのノウハウは、ごく一部の限られた者たちに受け継がれてきました。
それも一見わけのわからない暗号書として、です。オカルト的に、わたしたちが手に入れても理解できないように。
そしてオカルトの知識がある者のみが、暗号を解き、叡智を得ることができるのです。
このノートを読んでも、オカルトの知識は手に入りません。ですが、オカルティストがなにを考え、なにを信じていたのかを知ることで、現在の悪に対処できるようになります。パターンが同じだからです。
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先に書いた義務教育は一例です。なぜいじめが起きるのか、どういじめに対応すればいいのかなども理解できるようになります。
ではオカルトはどのように生まれ、どのようにして受け継がれていったのでしょうか。なるべく平易に書きますので、お付き合いください。
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