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いつおかマガジン 第5回 「『いつおか』ユーザーさんに聞いてみた!」

「いつでもおかえり」運営です。いつも『いつおかマガジン』をご覧いただきありがとうございます。

セルフケアコミュニティアプリ「いつでもおかえり」が一般公開されてから4か月ほど経ちました。今回は実際に「いつおか」をご利用いただいているユーザーさんに感想を伺ってみました!どうぞお楽しみください。

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■インタビュアー
ささきち
2022年5月より株式会社祭にジョインしたシングルマザー。離婚を機に自身の生き方について見つめ直し、マイペースに生きることを楽しむ30代後半。

■インタビュイー
氷川チョビさん
イラストレーター
昨年9月にうつで退職し、うつをクローズで再就職するも苦労が多かった。うつと向き合い続け、イラストレーターとしての活動が自分の一番やりたいことだと気づき、求職しつつ活動を行っている。

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ーー 担当のささきちと申します。今回はインタビューを引き受けてくださりありがとうございます。よろしくお願いします。

氷川さん(以下、氷):こちらこそ、よろしくお願いいたします。

ーー 早速ですが、「いつおか」と出会ったきっかけを教えてください。

氷:今年4月にとあるIT企業に就職したのですが、そこがスーパーブラックで落ち込んでいたんです(笑)
SNSはTwitterとインスタグラムを利用していたのですが、そのようなSNSでは暗い話は自分も見るのが嫌で、自分のうつについて「どこに行ったらいい」とか「何をしたらいいか」とか「うつに対してこうしてみた」とかも気楽には書きづらかったです。そんなとき、Twitterで知り合いの知り合いがこんなアプリを開発した、という感じでリツイートが回ってきて「いつおか」を知りました。ちょっと見てみると「優しめのTwitter」という印象でしたので、「いつおか」を使ってみることにしました。

ーー そうだったんですね。ありがとうございます。今はどのくらいの頻度で投稿されていますか?

氷:最初は辛くても楽しくても本当に何でも毎日つぶやいていました。今は2~3日に1回くらいのペースで気が向いたら書いていると思うんですが、もしかしたら結構書いてるかもしれません(笑)。私は他の人にスタンプを押すのが好きで、今は日課の朝の散歩ついでにスタンプを贈る毎日を送っています。私も「よしよし」とか、スタンプをもらうとパワーになるんですよね。今の私にとっては、このルーティンは「社会と繋がっていられるんだな」という実感を得るための行為になっています。

ーー それはとても嬉しいです!どのような点がよかったのでしょうか?

氷:結果としてはTwitterやインスタと違って知り合いが全くいないことが良かったかもしれません。イラストレーターとして活動する上で、自分の暗いところや、辛いネガティブなつぶやきをするのは、自分の足を引っ張るようで良くないなあと思っていました。だから、インスタではリアルな友だちと繋がって楽しいこととか友人に対して発信したいことばかりを書いていて、Twitterにネガティブなことを投稿しては消したりしていました。「いつおか」ではリアルな友人に見せたくないけど誰かには見てほしい、というときに使っています。

ーー すみわけをされているのですね。

氷:そうですね。これまでは、「絵を描いたらTwitterに投稿」「個人の楽しいことはインスタに投稿」「辛いことは表に出さない」という感じでした。今は、うつで動けなくてキツイとか、就職がうまくいかないとか、洗い物しかしてないというネガティブなことを「いつおか」に書いています。それでもスタンプがもらえたりすると、「少しでも作業をしただけでもえらいじゃん」という気持ちになれますね。朝の散歩の時、みんなの投稿にスタンプで「よしよし」を送ったり、いいことがあった人には褒め散らかしたりして回ることで「みんな頑張ってるなあ、私も頑張ろう」と励みになります。

ーー 上手く使い分けていらっしゃるんですね!「いつおか」を使ってみて氷川さんご自身が気づいたことや、何か変わったことはありましたか?

氷:「いつおか」を使ってみて自分がテンションの高い日と低い日があるということに気がつきました。よくうつの対策として「日記をやってみるといい」といいますよね。病院でも「気分をグラフにしてください」とか言われたりしますが、面倒くさいと思ってやっていなかったんです。でも「いつおか」のつぶやきを見返していたら、「これって日記だ!」と気づきました。「いつおか」には知ってる人がいないからこそ、好きなだけ好きなことを書いていたんですが、読み返すことで自分のテンションの上下が激しいことに気づいたんですね。それで、「もしかしたら自分は双極性障害かも?」と病院に相談したら、先生も「そうかもしれない」ということになって、今ではうつの薬は減りました。これをきっかけに、今後は回復の道を進んで行くのかなあと思っています。また、自分のうつと向き合う中で、今後はフリーランスという道もあるのではないか?と新しい選択肢も見えてきました。

ーー 「いつおか」が回復のきっかけになったんですね。素敵なお話を聞かせていただいてとても嬉しいです。氷川さんにとって「いつおか」はどんな存在ですか?

氷:「見守ってくれるSNS」ですね。「いつおか」を使う前は辛いことを書くと、それを見てしまった人も辛くなると思ってあまり書かないようにしていたのです。でも、「いつおか」を見ていると、色んな人が色んなことをつぶやいていて、自分も「辛いことを書いてもいいんだ」と思えました。それで、自分の部屋を作って損得感情無しに何でも書いてみました。今では、自分のうつの体験を書くことで、自分が読み返したり、他の人がうつの時に役立ててもらえたらいいなあと思います。

ーー それはとても素敵ですね。

氷:朝のルーティンで「一日一善」を達成していけている感じがします。スタンプなどを送ることで、うつで滅入ってる人の心の支えとしてになったら嬉しいですし、他の方も「スタンプを贈るのも楽しいな」って思ってもらえたらいいですね。

ーー ありがとうございます。最後に「いつおか」への要望があれば是非お聞かせください。

氷:今のところ不便なことは特にないです。私が何か不具合などに気づいた時には他の方が(「いつおかアプリ改善部屋(公式)」という問い合わせの部屋に)既に書いてくれてますし、すぐに対応していただいていると感じています。
スタンプも人を傷つけない配慮がされているのがありがたいですね。
改善要望としては、タブが新着順だと書き込みが新しい部屋からスタンプをつけにいきやすいですし、「昨日からいつおかを始めた!」みたいな人の投稿が埋もれることも減ると思います。

ーー たしかに!貴重なご意見をいただきありがとうございます。

氷:知り合いにも「いつおか」の良さを伝えたのですが、「Twitterみたいなかんじでしょ?」と言われてしまいますので、「どうしたら伝わるかな?」と悩んでしまいます。いいアプリだと思うので、是非もっと伸びてほしいです。

ーー ありがとうございます。私たち広報が頑張っていきます。本日は大切なお話を聞かせていただき、本当にありがとうございました!これからもどうぞよろしくお願いいたします。

氷:こちらこそ、ありがとうございました!


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