ダイバーシティ(多様性)
今日は、ダイバーシティ(多様性)について感じることを書いてみようと思います。
私が働いている会社では、年に一度、ダイバーシティ(多様性)についてのWebトレーニングの受講が必須となっております。外資系の場合は、様々な人種が働いているため、こういったダイバーシティや差別には敏感なため、他の外資系の企業でも、似たようなWebトレーニングを受講していると思います。
Webトレーニングの内容は、人種、性別、年齢などで差別はしない。など、すごく一般的なものです。受講直後は、そんな差別するわけないないだろう。と思いますが、よくよく考えると知らぬ間に、人種、性別、年齢に関するバイアスがあったりします。
例えば、私には子供がおり、娘にはスカートを履かせます。親に、そんなつもりはなくても、スカート=女性が履くものというバイアスを、知らぬ間に子供に埋め込んでしまいます。
また別の日には、結婚は男女がするものと子供が言ってました。親から結婚のことを説明した覚えがないですが、両親のことを見て、そう思ったのかもしれません。(ちなみに、私が気づいたときは、その場で多様性について説明はします。)
人は、当たり前だと思っていることが、当たり前のようにされている(先の例だと女の子がスカート履いている)と何も感じません。逆に、当たり前だと思っていることと違うこと(例、男の子がスカートを履いている)に違和感を持ちます。
また、慣れていないものに対しては、恐怖などの本能的なものも出てしまいます。まだ一度も見たことがない宇宙人であれば、本能的に恐怖を覚えるでしょう。また同じように、一度も見たことがない他の人種に対しても、同じような本能的な恐怖を覚えるかもしれません。
人は、生まれてきた時、真っ白いキャンパス状態でした。それが親、友人、テレビなど、様々なものを通して学習し、同様にバイアスを獲得してしまいます。私は、ダイバーシティ(多様性)のトレーニングを受講することで、自分の持っているバイアスを考えるきっかけになりました。
Webトレーニングって、何も考えずにクリック連発することが多いと思いますが、たまには、真面目に受講するのもいいですね。