81歳にもなると、大抵のものは持ってると言う
82歳の実チチの事ばかり書いてしまっているので、そろそろ81歳の義理ハハについて書きます
この夏で82歳になる義理ハハは隣に住んでいる
隣って言っても、隣はマンションなので、我が家のはるか頭上に住んでいる感じだ
先月の母の日に、上の写真の花束をあげた
結婚した当初は毎年何を贈ろうかと考えて、身に付けるものにしたり、 食べ物にしたり、本人が欲しいものにしたりと、趣向を凝らしていたのだけど、最近はずっと花だ
8月の彼女のお誕生日祝いもお花にしている
それも鉢植えでなく花束
本人曰く、この歳になると大抵のもの持っているそうで、花が一番嬉しいんだそうだ
近所のお花屋さんにない種類とか色とか、何を贈るかを考えない分、最近は、花束の内容に趣向を凝らしている
社交的でお友達も多く、サークルだの、なんだの色々と参加している義理ハハ
年が年だからやはり歩くの遅かったり電車がわからなかったりするけど、アクティブな義理ハハは何かと出かけて、じっと家にいることがなかった
しかし、4月からこのコロナ騒ぎでステイホーム
義理ハハは肺ガンを患ったこともあるので、すっかりどこにもいかない生活に変わった
浪費家の義理ハハは、お金を使うことがなくてストレスが溜まるとのことで、ステイホームになってからは、家に花をたくさん買い込んで飾っていた
母の日から1週間ずらしで(他の兄弟や孫が母の日には訪問しているだろうから、一応、距離をとりまして、なんせ隣だから)花束を持って行ったら、「ちょうどお花が枯れて欲しいなと思っていたの!」と喜んでくれた
「やっぱり、この歳になると、もう大抵のものはあるから、お花が一番嬉しいわ」
そして付け加えた。「この歳になると、大抵のものは別に欲しくない」と
そんなもんなのかな
しかし、そう言う割には、浪費家だからどうでもいいものを大量に買ったり、食べきれない食品を買っては賞味期限が切れたりしている義理ハハ
ツッコミどころが満載なんだけど、嫁という立場もあり、本人のお金は本人が好きに使えばいいとスルーしている
やはりそこは所詮、お隣さん、義理の親なのだ
一緒に住んでいない限り、口出すところじゃないかなと腹をくくっている
だから
「そうは言っても、病気になって入院した時の金ぐらいはちゃんと残しておかなきゃダメだから!」と、義理ハハを叱るのは、実の息子の夫にお任せしている
ちなみに、なぜ花は鉢植えにしないかと言うと、義理ハハは花が終わった鉢を人に押し付けるクセがあるからだ
結婚して以来、何度も母の日のカーネーションが咲き終わった鉢を「育てられないから」と言う理由で押し付けられたし、義理ハハが買った紫陽花やベゴニアなんかも何度か押し付けられた
さすがに何度もくるので、花の咲いていない鉢を押し付けるのはやめて欲しいと話したら、「あら育てるが好きかと思ってたのに」と言われた
好きですが・・・花の終わった、植え替えの必要な、しかも説明のない鉢って誰が喜ぶんでしょうか!?・・・むむむっ
しかし、これ、義理ハハは全く悪気がなく言っており・・・むむむっ
なので「育てません」とお断りしても、油断しているとまた違う時にしれっと持ってきたりします。ツワモノです
その度に「自分で好きなのを育てたいので、いりません」と断るけど、そう話している我が家の玄関にかつて彼女が押し付けた植物が花咲かせていたりするから、どうやらピンと来ないらしい
多分、またしれっと持ってくるだろうな
そしてその度に、私は玄関に咲いている鉢を無視して、しれっと断る
そうです!義理ハハは油断ならないお隣さんなのです
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?