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ネックライン迷宮
衣替えついでに思い切って服を処分しました。完全に布類として資源ごみに出すもの、ウエス(雑巾)にするもの、簡単リメイクして部屋着にするもの。スッキリしたクローゼットとタンスに毎回誓います。
「使えない服はもう買いません!二度と!!」
実際、服を買うことは減ってきましたが失敗は繰り返され、捨てる度に深く後悔。けれども自分が必要とする服がようやくわかってきた事も事実です。普段の外出や通勤によく使うもの、動きやすくて派手でないもの、髪型に合うもの…。骨格診断は正直よくわからないけれど、何となく自分に似合うかなと思う服は大体わかった気でいます。
ここ数年はネックラインにこだわっていて、例えばタートルネックはもう着ません。ちょっと暖房の効いたところでは暑苦しいし、肌触りによっては不快感があるから。
クルーネックやVネックはスッキリしすぎて、まとめ髪をよくする私には顔周りが寂しい印象になる。ボートネックもちょっと緊張感があって好きじゃない。と、いうことでボトルネック。
今年は夏から秋にかけてフレンチスリーブのボトルネックTシャツ(紺・ベージュ)をずっと着てました。何年か前にたしか通販で安く買ったもの。こんなにお気に入りになるとは!ハイネックとボートネックの間、この微妙な襟の空き具合がすごくいい感じ。五分袖や七分袖で同じタイプの服がほしい!と調べてみたら、ネック迷路に迷い込んでしまいました。
ボトルネックはモックネック?
それともゆるめのハイネック?
「ハイネック」「ボトルネック」「モックネック」、それぞれで検索するとだいたい同じような商品が出てくるのですが…。自分がボトルネックだと思っていたこの服が本当にボトルネックなのか疑わしくなってくるほどに。さらに探していくと「ハーフネック」なんかが出てきてもうお手上げです。商品によってもだいぶ違うし、やっと見つけたと思ってもオーバーサイズ。私はオーバーサイズが好きじゃないのよ…。
そんな中、「あっ!そうそう、こういうの!」とひっかかったのがセシールの五分袖ボトルネックTシャツ。いいなと思ったのも束の間、値段に驚いてしまいました。Mサイズ8,190円也(税込)。
…通販で8,000円のTシャツ…。お店で買う時だってそのくらいの値段だったら試着して慎重になる私にはリスクが大きい買い物です。…断念。
結局、その半分以下の値段の「ハイネック」五分袖Tシャツを購入しました。実物を見るまで何とも言えないけど、今のお気に入りに一番近いネックラインだったので、がっかり感は少ないでしょう。たぶん。私的にはボトルネック!と言い張って着ようと思います。そしてネックラインの旅はこれからも続けます…。
余談:小説「ボトルネック」米澤穂信 は二度と読みたくない(ほめてます)イヤミスです。