DAY365 冥王星が水瓶座に入る、ってどゆことですか?
冥王星が水瓶座入りした。今朝、日の出より少し前のことである。
スピリチュアル界隈では、風の時代が本格化するよって話とともに、この流れに乗り遅れんなよ的な煽りもあって、ちょっと騒がしいなと思ってもいた。
冥王星が司るのは時代だし、およそ20年近くかけて変えていく。太陽や地球にほど近い水星や金星火星などは、動きが速いぶん体感しやすい。水星の逆行なんて、その最たるものだろう。
逆に冥王星や天王星、海王星なんかは、世界の流れを司っている。体感できなくても、振り返ってみれば確実に変化していたことに後から気づく。
冥王星が水瓶座に入ったら、〈個〉の時代がやってくるよ、的な話を聞くと思う。
山羊座時代の終わりには、山羊座的なものが壊される〈変化変容〉だと言われていたのになぜ?と思うかも知れない。
ここからは、わたし個人の見解を述べる。
冥王星山羊座時代の始まりである、2008年頃より少し前辺りだと思ったのだけど、『勝ち組、負け組』みたいな言葉が流行った。勝ち組という概念って、実に山羊座らしいなと思う。それが冥王星山羊座時代に入る少し手前で起きていた。
そして山羊座時代になってしばらくすると、勝ち組を目指すことに疑問を抱き始めた。LOHASという概念が流行り出して、ゆっくり急がず過ごすことや、本質主義みたいな流れもあった気がする。
勝ち組を目指すのも山羊座的だけれど、伝統的価値のあるもの、じっくりコツコツも山羊座の象意。
山羊座の度数がだいぶ終盤になってくると、次の水瓶座のエネルギーを受けて、山羊座的なことを終わらせていくようになる。星座が移動するときというのは、ひとつ前の星座を否定するとも言われている。
この数年は、上を目指して頑張ることや、会社に永続的に勤務することなどに価値を感じられない、それどころか国が副業(複業)を認めたり、リモートワークが普及して働き方が変わったりして、山羊座的な面がだいぶ終わりを迎えてきた。
一人ひとりが個を大切にして、対等な意識で向き合うことへとシフトしてきたのだ。つまり水瓶座的な意識へと。
この流れをもとに水瓶座期を考えると、最初のうちは水瓶座要素が浮上してくることに間違いなさそうだな、と感じる。各々の個性を際立たせることを良しとして、多様性を認め合いながら生きる時代。
その後にやってくるのは、ゆきすぎた奇抜さや個人主義の崩壊からの、もっと高い視座で捉えるワンネス意識なんだと思う。そう、それは魚座的な意識。
まぁおそらく、15年先って感じだと思うけれども。
冥王星が水瓶座要素を存分に発揮するのは、ここから5年とか10年くらいまでかかると思っている。乗り遅れることはないし、乗り遅れたところで困らない。いつの時代にも、時代遅れな頑固ジジイみたいな人はいる。それでも当たり前に生きている。それでいい。
少なくとも2008年に生きていた頃と比べ、今ってあり得ないくらいに時代が変化しているはずで。それが自分にだけ影響が及ばなかった、なんてことはないはずで。冥王星は時代を司るけれど、わたしたちはその時代の内側に存在している。
堅苦しい会社で堅苦しく真面目に生きていたとしても、時代は確実に変化して、それは誰にも影響していく。
こうならなくちゃ!なんて思う暇さえなく、そうならざるを得ない!なんて思わされる。
とはいえ、惑星のイングレス(星座の移動)はインパクトを伴うとされる。
考え方や価値観なんかに、諦めや変化めいた何かが起こったかも知れないぞ!
わたしも、強い自分で生きることを手放してみた次第。水瓶座へようこそ、冥王星さん。