Blooming Life
「Blooming Life」という絵が生まれました
描き始めた日から2週間後に完成しました。
実質描いたのは4日間、遊びながら、計15時間くらいだったと思う。
「家の白壁に大きな木の絵を描いてみたい」という一言は発したけど、
そこからの2週間は全く想像していない展開だった。
完成した時にこの絵の生まれ方自体が「Blooming Life」、
一人一人が活きることから、豊かな生命体が生まれる理想的な命のあり方なのでは?と感じたので、言葉にしてみようと思う。
1人の「やってみたい」は、
誰かの一緒に「やろう」に繋がり、
それは、「ありがとう」と循環していくのを実感した。
もうちょっと、細かく言葉にすると・・・
「やってみたい」を口に出してみたら、「やろう!」が返ってきた
今の現状、住んでいる家/空間を好きになりたかった。
家族がよく過ごすリビングの白い壁を見て「ここに大きな絵を描いたら、家に魂がこもるかも。描いてみたいな」と友達の峻くん(アーティスト)に言ってみたら、「えー、いいね。やろう!いつが良い?」と。
家族全員がいる週末を伝えると壁と同じ大きさのキャンバス、何箱もの絵の具、ブラシ、バケツ、床に弾くシーツ、と全てを持ってきてくれた。
一人一人の個性が重なることによって、生まれた絵
峻くんは、2m*2mのキャンバスを床に広げ「どうぞ」と。
4,2歳の娘たちは絵の具、筆と水ふきを両手に持ち、自由に描き始めた。
やり方や何を描くのかなどは気にならないみたいだ。
9歳の息子はipadで何を描きたいか調べている。
私は「大きな木」を描くことだけ決まっていた。
玄太郎(旦那)は既存の意思というよりも、その場に現れるもの待っている。
家族以外に、親しい峻くん と よっしー(デザイナー)がいるから、
安心して私は木を描くのに没頭できた。少しして、見渡すと、
娘達は各自好きな色を塗りたくり、水ふきでキャンバスは水びたし。
「あちゃ」と心の中で思っていたら、
「いいねー」と峻くんが笑顔で水をスポンジで全体になじませてくれる。
峻くんがいると、「あちゃ」が個性と彩りに変換される。
しばらくすると、玄太郎がでかいフクロウを描いていた。
「想定外の大きさ!」と言ったら「丸を描いてたら、目に見えたから」と。
キャンバスの上に現れる様々なモノに驚いたり、たまに違和感を感じても、
お互いがお互いの描いたものに重ねていくと、なぜか馴染んでいく。
誰も絵を荒らしたい気持ちはなく、楽しみながら、より良くしたい思いで重ねているとわかっているから、流れに委ねられる。
ここにはマンタかな?と描いてみたけど、なんかイメージと違う。
「いいよー、描きたいモノ言って」の峻くんの一言があるから、
下手っぴとか気にしないで描き始め、途中でパスできる。
すると、驚くほどカッコ良いマンタが出現し、自分の思いとちょっとした行動が全肯定された感覚を抱く。一緒に描いた感じで。
よっしー は静かに全体を見守り、知らない内に写真を撮ったりしている。
そして、いざという時の「いける?描く?」の一言に よっしーはいつも、いける。
木の次に描きたかった「くじら」は よっしーが描いた。
どこにあるか探してもらいたい。これまた、想像を超える壮大さ。
Day4は全員でサイニング儀式。
全員親指に絵の具をつけて、サイン代わりに印字。
こんな大きな絵をよく描ききりました。
Day5 は表面にコーティングを塗るだけのはずだった。
でも、前日に鮮明に見えた「富士山」を入れたくなった。
このタイミングで言うのは遅いかな?と思いつつも、峻くんに伝えると、「いいね!」と娘が塗りたくった青い箇所が富士山として出現した。
最初から描かれる予定だったのだろう。
これで完成だ。言ってよかった。
「やってみたい」「やろう」「ありがとう」の循環
改めて絵を飾り「よく描いたな・・・」と、まだ不思議な感覚でいると、
よっしー が「映像が完成した」と。
ん?いつ動画を撮ったのか?
*ここまで読んでくれた方に、こっそり以下で動画をシェア↓
https://youtu.be/ayYhx8gykkQ
一瞬にして、描く時間がドキュメンタリーとして現れて、リアルに感じられた。
「やってみたい」の一言から、あっという間の2週間。
でも、立ち止まって見ると、
これってめちゃくちゃ、ありがたく、すごいこと!
よくわからないことに対して、共にしてくれて、時間とその人の全てを全力で付き合ってくれた。
一人一人の思いから生まれる繋がりと循環が「Blooming Life」かな。
と、今は思う。
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